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2016年放送のテレビアニメ「甲鉄城のカバネリ」の劇場版となる本作は、テレビ版から半年後を描く中編作品。極東の島国・日ノ本を舞台に、甲鉄城に乗る生駒と無名たちが謎めいた廃坑駅“海門(うなと)”で不死の怪物カバネと激闘を繰り広げる。生駒役の畠中は「昨日試写を観に行ったときに、無名の声が聞こえた瞬間から涙が出てきちゃって、冷静には観られなかったです。この作品大好きだなあって、改めて実感させてもらいました。皆さんのもとに届けられて感無量です」と胸いっぱいの様子を見せた。
テレビシリーズで脚本を手がけた大河内は、本作では構成として参加。その理由について荒木は「今までは受け取ったシナリオに自分がアイデアを盛り込んで絵コンテにしていたので、それに対して大河内さんが切り返すチャンスがなかったんです。今回は自分が作ったシナリオを大河内さんに添削してもらう、というやり方でやって、うまくいきました」と説明する。大河内は「脚本もキャッチボールしてやりましたし、コンテまで行っていったん声を入れてもらうという仮アフレコもしました。その後フィードバックして、作品をブラッシュアップしてから、本アフレコをしたんです。ぜいたくな時間の使い方でした」と振り返った。
アフレコ中の様子について荒木は、畠中が朝一番から裸足だったことや、どんどん薄着になっていったことを暴露。畠中は「確かに上もギリギリまで脱いでいきますね(笑)。そのくらい熱くなる現場なんです!」と釈明し、笑いを誘う。一方で来栖役の増田は、アフレコ時に怖い顔でにらむことを荒木から指摘されると「畠中以外はにらんでないです(笑)! 役者としても役柄としても、彼の武力を止められるのは自分だなって。映像の中に自分がいなくても、目の前に畠中くんがいるので彼をずっと見ていたんです」と回想。畠中は「殺すぞっていう目ですよね」と冗談交じりに続けた。
最後に逢坂は「2年半、3年ぶりくらいにみんなで集まって収録したんですが、変わってるようで変わってない部分が見えて、培ってきたものがすごく表れているなと。巣刈という目線で全体を見渡すことができたので、改めていい作品だし、いい現場だったと思いました」と、増田は「本当にこの作品をたくさんの人に知ってほしいです。テレビで総集編も放送されるので、面白かった方はテレビシリーズを誰かにお薦めして、映画が公開されたら一緒に観に来ていただければ!」とコメント。増田の言葉を受け、畠中は「本当にそうですね、知ってもらいたいです。だって本当に面白いんだもん! 胸を張って面白い、心が動くと言える、そんな作品に携われてむちゃくちゃ幸せです。本当にこの座組が大好きです!」と述べ、舞台挨拶を終えた。
「甲鉄城のカバネリ 海門決戦」は5月10日より2週間限定で劇場上映。劇場公開日より、NetflixとAmazon Prime Videoで配信も行われる。
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「甲鉄城のカバネリ」畠中祐が熱い現場を回想、増田俊樹「彼を止められるのは自分」
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