拳銃自殺を遂げた監督ジャン・ユスターシュの特集、「ママと娼婦」など12本上映

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映画監督ジャン・ユスターシュの特集上映が、明日4月27日に東京・ユーロスペース、5月12日にアンスティチュ・フランセ東京でスタートする。

「ジャン・ユスターシュ特集 -映画は人生のように-」チラシビジュアル

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「ママと娼婦」

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須藤健太郎による著書「評伝ジャン・ユスターシュ:映画は人生のように」の刊行を記念したこの特集。1981年に42歳の若さで拳銃自殺を遂げたユスターシュは、フィリップ・ガレルやジャック・ドワイヨンらとともに、ポスト・ヌーヴェルヴァーグの作家に数えられる1人だ。1963年のデビュー中編「わるい仲間」がジャン=リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーに絶賛され、その後、初の長編劇映画となった3時間半超の「ママと娼婦」で第26回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリを獲得している。

「ぼくの小さな恋人たち」

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今回の特集では、「わるい仲間」「ママと娼婦」を含む監督作12本を上映。ジャン=ピエール・レオが出演した「サンタクロースの眼は青い」、ユスターシュが実の祖母に幼年時代や結婚生活などについてインタビューした「ナンバー・ゼロ」、13歳の少年を主人公に自身の思春期を自伝的に描いた「ぼくの小さな恋人たち」などがラインナップに並んだ。

「生きるべきか死ぬべきか」

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またアンスティチュ・フランセ東京では関連作品として、ユスターシュがその演出と俳優たちの演技に驚嘆したというエルンスト・ルビッチ監督作「生きるべきか死ぬべきか」、ジャック・リヴェットが監督を務めた「現代の映画作家シリーズ 我らの親父ジャン・ルノワール」がスクリーンにかけられる。

ジャン・ユスターシュ特集 -映画は人生のように-

2019年4月27日(土)~5月9日(木)東京都 ユーロスペース

<上映作品>
「わるい仲間」
「サンタクロースの眼は青い」
「ママと娼婦」
「ぼくの小さな恋人たち」
不愉快な話
アリックスの写真
料金:一般 1800円 / 大学・専門学生 1400円 / 会員、シニア 1200円 / 高校生 800円 / 中学生以下 500円
※「ママと娼婦」のみ一般 2300円 / 学生、会員、シニア 1800円

2019年5月11日(土)~19日(日)東京都 アンスティチュ・フランセ東京

<上映作品>
「ペサックの薔薇の乙女」※無字幕
「ペサックの薔薇の乙女79」※無字幕
「豚」
「ナンバー・ゼロ」
「ヒエロニムス・ボスの《快楽の園》」※無字幕
「求人」※無字幕
「生きるべきか死ぬべきか」
「現代の映画作家シリーズ 我らの親父ジャン・ルノワール」※無字幕・日本語同時通訳
料金:一般 1200円 / 学生 800円 / 会員 500円

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