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MOOSIC LAB受賞作「暁闇」韓国の全州国際映画祭へ出品、7月劇場公開も決定

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「暁闇」

「暁闇」

MOOSIC LAB 2018で長編部門準グランプリに輝いた「暁闇(ぎょうあん)」が、韓国の全州(チョンジュ)国際映画祭のワールドシネマスケープ部門に出品決定。あわせて、7月より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開されることも決まった。

「暁闇」は、本作で監督デビューした阿部はりかが、バンド・LOWPOPLTD.の音楽からインスパイアされて制作した青春映画。何に対しても無気力な中学3年生のコウ、街で見知らぬ男とつかの間の関係を持つユウカ、両親の狭間で悲しみを抱えるサキが、インターネットで公開されたある音楽をきっかけに出会う様子が描かれる。MOOSIC LAB 2018で男優賞を獲得した青木柚のほか、越後はる香、中尾有伽、若杉凩加藤才紀子、小泉紗希、新井秀幸折笠慎也、卯ノ原圭吾、石本径代芦原健介水橋研二が出演した。「少女邂逅」の平見優子が撮影を担当している。

阿部は「口をつぐみ抱え込んだ痛みを救い上げたいという一心で、『暁闇』という映画をつくりました」と、コウを演じた青木は「ふとした瞬間に感じる孤独に寄り添うような作品です。是非、あなたに観ていただきたいです」と述べた。中尾、越後、水橋、LOWPOPLTD.のコメントも以下に掲載。また、現在YouTubeにて本作の特報が公開されている。

阿部はりか コメント

口をつぐみ抱え込んだ痛みを救い上げたいという一心で、「暁闇」という映画をつくりました。そんながむしゃらな思いに共に向き合ってくれたスタッフとキャスト、そして関わってくれた全ての方に、心から感謝しています。ひとりでは抱えきれなかったものに「暁闇」という形が与えられていく時間の中で、驚くほど幸せな経験がたくさんありました。そしてその全てはそのまま、映画のなかに詰まっていると思います。
ぜひ劇場でご覧いただきたい作品です。どうぞよろしくお願いいたします。

青木柚 コメント

コウを演じさせていただきました、青木柚です。MOOSIC LAB 2018が終わり、またこの作品を観て頂けると思うと幸せな気持ちでいっぱいです。僕はこの映画に、小さい頃に見たあやふやな夢と似たような印象を持っています。言葉だけでは表せないような温度や色、匂い、感触。その感覚や感情をコウという少年、暁闇という映画を通して発信できることが嬉しいです。ふとした瞬間に感じる孤独に寄り添うような作品です。是非、あなたに観ていただきたいです。

中尾有伽 コメント

単独上映・全州国際映画祭へのご招待というとても大きな機会をいただけたことに、感謝で胸がいっぱいです。
必死にもがいた3人の主人公の未来が今ここに繋がっているのだと思うと、羽が生えてしまったように幸せな心地がしています。
どうかこの映画が、やさしい蝋燭の光のように、皆様の心に灯ってくれますように。私達の大切なものが、たくさんの人にとっての大切なものになりますようにと、願っています。

越後はる香 コメント

この度、「暁闇」単独上映、全州国際映画祭にご招待して頂けて大変光栄に思います。「暁闇」が国を超え、多くの人に観ていただけるのは不思議で嬉しい気持ちでいっぱいです。まだ「暁闇」を観ていない方はもちろん、既に観た方にももう一度観ていただきたい素敵な作品です。たくさんの方に届いてほしいなと心から思います。

水橋研二 コメント

コウの父親を演じました、水橋研二です。
現代のリアルがこの作品にはあるのかなと、台本を読んだ時から感じていました。
もちろん映画というフィクションなので、劇的には描かれているとも思っています。
ですが登場人物、一人一人の人生だったり起こっている出来事は、すぐ側にあり得る人生だと思います。
その日常を音楽を通して出会うことで、ファンタジーのような世界に変える事が出来たのは、阿部監督とスタッフの力だと思います。
素敵な作品に参加させて頂けた事を皆さまに感謝しています。

LOWPOPLTD. コメント

夜明けにかけて、今日と明日のクレバスを跳ぶ子どもたち。その現在でしかない一瞬に、私たちはすべてのことから自由になる。やがて朝が来て、再び私たちは監禁されるけれど、そうして今を走る子どもたちによって世界はいきつづけてゆく。いつまでも。

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