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本作は、事故をきっかけに記憶を失った凄腕の漁師・池田徹が、島の人々の優しさに触れるうちに新しい自分を見つけ出していくヒューマンドラマ。徹を演じたTAKAHIROは「セリフが少なかったので、細かい所作に“池田徹”という男の人生を感じ取ってもらえるよう気を付けました。本当に難しい役どころだったのですが、何事にも代えがたい経験をさせていただいたからこそ、表現者としてターニングポイントになった作品かなと思います」と語る。また、出演とプロデュースに加え、共同脚本も担当した秋山は「TAKAHIROくんの役にどんどん負荷を与えていって、キャラクターが映画の中で輝けるものにしたいなという思いがずっとありました」と述べた。
徹の母親・信子役の松坂が「徹は素朴な、母親思いの心優しい息子ですね。TAKAHIROさんはとっても感受性豊かな方で、涙もろいんですよね」と話を振ると、TAKAHIROは「松坂さんが不思議なパワーを持っていらっしゃるんです」と照れ笑いを浮かべる。さらに「松坂さんの優しさに触れるたびに涙腺が緩むというか。泣くべきシーンじゃないのにどうしても涙が出てしまうので、リハーサルで泣くだけ泣いて涙を枯らして本番に向かう、そんな手法を取らせていただきました(笑)」と裏話を披露した。
3週間に及んだ隠岐島での撮影を「島で生活をしながら溶け込む日々が、島の漁師を演じるにあたってはとても助かりました」と振り返るTAKAHIRO。特に、信子が作ったごはんを食べるシーンが印象的だったと明かすと、錦織は「TAKAHIROさんは完食してましたからね!」と続ける。TAKAHIROが「ただのお米も松坂さんが出してくださると全部のお米が立っているんです。普通のお味噌汁でも松坂さんが出してくださると“黄金の味噌汁”になるんです!」と力説すると、松坂は「なんていい息子なんでしょう(笑)。こんなふうに和やかな撮影現場でしたね」とほほえんだ。
「僕に、会いたかった」は5月10日より全国ロードショー。
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