本作は山本博文による新書「『忠臣蔵』の決算書」を
横山が演じるのは、凄腕の剣豪ながら藩より暇を出されていた浪人・不破数右衛門(ふわかずえもん)。藩主・浅野内匠頭の切腹や藩の取り潰しを知り、赤穂浪士の一員として討ち入りの中心メンバーとなる役どころだ。
1999年のテレビドラマ「赤穂浪士」で大石主税(おおいしちから)を演じて以来、20年ぶりの忠臣蔵作品への出演となる横山。「初めて本格的な殺陣に挑戦したのですが、自分自身出来上がりが楽しみです。豪華なキャストの化学反応を是非とも楽しみにしていただければと思います」とコメントを寄せている。
「決算!忠臣蔵」は、2019年冬より全国ロードショー。撮影はすでに2月末で終了しており、現在鋭意編集中とのこと。中村とプロデューサーの池田史嗣によるコメントも下記に掲載した。
横山裕 コメント
今回中村組に参加させていただきとても貴重な時間を過ごすことができました。堤さんをはじめ、豪華なキャストの方々と共演させていただき刺激的な毎日でした。また初めて本格的な殺陣に挑戦したのですが、自分自身出来上がりが楽しみです。豪華なキャストの化学反応を是非とも楽しみにしていただければと思います。
中村義洋 コメント
役者さんが「役になる」とか「役が入る」というのをよく聞きますが、そんなことは稀です。今回横山くんに演じて頂いた「不破数右衛門」は本当に複雑な役で、脚本を書いた僕自身も最初は手探りの演出しかできず、横山くんには大変御迷惑をおかけしました。それでもいつも「あ、そうすか」の一言で注文を聞いてくれて本当に有難かったです。そんなある日、明らかに「あ、不破になったな」という瞬間があって、これはもう、痺れました。あまりに興奮して「いやぁ、なったね!」と駆け寄りましたが、本人はまた「あ、そうすか」の一言だけで、でもちょっぴりハニかんだようなあの微苦笑は、今でも忘れられません。そこからはもうお任せで、現場には横山くんではない「不破」しかおらず、その一挙手一投足に驚かされるばかりでした。横山くんを観に劇場に来られる方も多いと思いますが、そんなわけで、スクリーンには不破数右衛門しか映っておりません。ご了承ください。
池田史嗣 コメント
不破数右衛門は、四十七士の中でも一、二を争う凄腕の剣豪。もともとクビになっていた(今でいうところのフリーターだった)のに主君の無念を晴らすべく、熱い思いで自ら志願して討ち入り計画に参加、中心メンバーとして金欠に悩む大石内蔵助をサポートする重要な役。一見クールなのに面倒見が良く、ピュアで仲間思いなキャラクターは、横山さんご本人の性格とも相通じるところがあったような気がします。そして本作唯一(?)と言っていい剣の使い手として、持ち前の身体能力で見事なアクションをキメてくださいました。中村組初参戦ながら、クセ者だらけの超豪華共演者達を相手に映画俳優として堂々と渡り合った横山さんの姿、きっと、今までで一番魅力的なはずです。どうぞお楽しみに。
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