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シンガポールと日本の外交関係樹立50周年をきっかけに製作された本作では、群馬・高崎市でラーメン店を営む真人が、幼い頃に死去した母が記したノートを見つけたことから、自分のルーツを探るために母の地元・シンガポールへ旅立つさまが描かれる。数多くの海外映画祭で上映されてきた本作の日本公開を迎え、斎藤は「この作品はヨーロッパやアメリカ、ブラジルなど世界を旅してようやく日本に到着しました。僕の俳優としての体験の中でも、こんなにカメラを意識せず素直でいられたことは初めてです」と思いを口にした。
主人公・真人役の斎藤を中心に、伊原は父の和男役、別所は和男の弟・明男役と家族を演じた3人。伊原が「工とは最初に『愛と誠』で同級生を演じて、その次は先輩と後輩の役だった。今回は父と息子だったから、次は恋人役?」と面白がると、斎藤は「(恋人役)一択です」と真剣にうなずいた。別所は監督のエリック・クーを斎藤に紹介したことから本作が生まれたことを明かし、「出会いがこうやってつながっていくのは不思議ですね」と感慨深そうにコメント。斎藤は「国際的な活動を独自にされているお二人と共演できることは本当に光栄でした」と尊敬のまなざしを2人に向ける。
続いて本作を鑑賞した俳優の
そして本作が高崎の全面協力により撮影されたことから、最後は映画のヒットを祈願して高崎だるまに目を入れることに。無事に目を描き終え、斎藤は「この映画は40に近い国で上映されてきました。多くの日本映画は国内に向けて作られていますが、アジアのクリエイターたちが世界中の劇場めがけて制作をしている姿を見て、僕も映画に関わる人間として大きなメッセージをいただきました。また日本とシンガポールの大事な歴史も描かれていて、僕自身も学びを得ることができた作品です」と本作に見いだした意義を伝えた。
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