「母、帰る」奥田瑛二が柳楽優弥との共演を「娘から聞いていた以上に楽しい」

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土曜ドラマ「母、帰る~AIの遺言~」の会見が、本日12月21日に東京・NHK放送センターにて行われ、キャストの柳楽優弥奥田瑛二が出席した。

左から柳楽優弥、奥田瑛ニ。

左から柳楽優弥、奥田瑛ニ。

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土曜ドラマ「母、帰る~AIの遺言~」

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本作は、“介護AI”が普及した未来を舞台にしたホームドラマ。病死した母が自分の記憶を移植した介護AIを遺したことにより、忌み嫌い合う養父と息子の関係が変化していくさまが描かれる。生まれる前に実父を亡くした野田直人を柳楽、直人の養父・野田誠ニを奥田が演じ、直人の母・ゆりに岸本加世子が扮した。

柳楽優弥

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柳楽は「AIと人間が関わる作品に出てみたいと以前から事務所の人に伝えていたので、ラッキーでした。技術が進むペースの早さに、どうやったら付いて行けるんだろうと思うこともあるので」と述べる。そして、役柄について「ナチュラルでナイーブな青年を演じるのは試されるなという気持ちもあった」と述懐し、初共演となった奥田については「カッコいいですね。まず顔がカッコいい(笑)。圧倒的に元気で付いて行くのに一生懸命でした。(安藤)サクラさんのお話をできたりとか充実した時間を過ごさせていただきました」と語った。

奥田瑛ニ

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奥田は「柳楽くんと親子役で共演できたのがうれしかった。次女(安藤サクラ)から噂を聞いていたが、その噂以上に僕は楽しかった」と笑顔を見せる。続けて、「僕より柳楽くんのほうが難しい役だと思いますが、彼は精神も俳優としての度量も兼ね備えている」と称賛した。方言に苦労したという奥田は「富山弁って気の抜けたような方言で日本一難しい。演出家に言わずに、柳楽くんと岸本さんと3人で、撮影の前日に稽古場を借りて3、4時間自主トレをやりました。我々が立ち稽古したものと、本番の座り位置もまったく一緒だった。それも僕のセンスというか、察知してやりましたね(笑)」とエピソードを披露した。

左から柳楽優弥、奥田瑛ニ。

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“介護AI”が本当にあったらどう思うかと記者に尋ねられた柳楽は「(進化する技術に)抵抗だけじゃなく、どういう付き合い方をしたらいいんだろうと考えてます。ああいう立場になってみないとわからないけれど、あったら神聖な気持ちになるかなと思いました」と思いを話す。一方、奥田は「残された人が生きるエネルギーを持つことが一番の目的だと思うので、活用したいですね」と前向きな気持ちを伝え、「亡くなった人がAIとして答えてくれて、ともに生活できるのはとてもいいことじゃないかとこのドラマをやっていて感じました。今後きちっと開発していただきたいという気持ちですね」と理由を語った。

「母、帰る~AIの遺言~」は1月5日にNHK総合で放送。

母、帰る~AIの遺言~

NHK総合 2019年1月5日(土)21:00~21:49

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(c)NHK

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