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渡辺一史のノンフィクション書籍をもとに、大泉演じる筋ジストロフィー患者・鹿野靖明と、わがままだがどこか憎めない彼に振り回されるボランティアたちの姿を描く本作。鹿野を演じた大泉は今年1年を「よく働いた1年だった」と振り返り「夏と冬で映画・ドラマの公開が渋滞したなと思います。夏になんの宣伝したのかわかんなくなっちゃってて。『焼肉ドラゴン』だったのか『恋は雨上がりのように』だったか……。今まさにその状態で『グリンチ』なのか『そらのレストラン』なのか……渋滞しがちな1年でした」と語る。新人ボランティア・美咲役の高畑は「4カ月ぐらいお休みをもらって、バリ、パリ、ニューヨーク、サンフランシスコに行ってプライベートが充実していました。この仕事を始めて最初の長期休暇なので味を占めちゃって、また海外に行きたいと思っています」とほほえんだ。
高畑が12月14日に27歳の誕生日を迎えたことにちなみ、大泉は自身が出演するバラエティ「水曜どうでしょう」に触れながら、27歳当時を振り返る。大泉が「だまされ続けてました。やればやるだけだまされて、深夜バス乗りまくりでした」と述べると、高畑は「じゃあ深夜バスに乗ります」と宣言。さらに大泉が「海外なんて行き先知ってちゃ駄目ですよ。その場で(行き先を)言われてポンと行ってました。バイクも乗り回してましたし」と語ると、会場のファンから爆笑が起きる。МCから高畑へのアドバイスを求められた大泉が、同番組で起きた事件に触れながら「やっぱウィリーには気を付けなきゃ駄目です。ニュートラルかと思って発進するとすぐウィリーしちゃいますから。あとはあんまり人を信用しちゃいけません」と助言すると、高畑は「バイクで走り出します」と述べ会場にさらなる笑いを起こした。
共演した高畑の印象について大泉は「嘘のないお芝居をするところが素晴らしい。できないものはできないというところがある」とコメント。高畑は大泉の印象に関して、観客からの「(大泉は)かわいい!」という声を受けて「かわいいですよね。映画の中で大泉さんは圧倒的にかわいいと思います」と太鼓判を押す。大泉が本作での自分の姿を「ひょっこりはんに似てる」と言っていたことから高畑は「ひょっこりはんを超えるかわいさです」と語った。
タイトルになぞらえて社殿にバナナを奉納して本作のヒットを祈願したあと、2人は今年1年を表現する漢字をそれぞれ毛筆で書いて披露。達筆な「再」という字を書いた高畑は「本作の(前田哲)監督は私が映画デビューしたときの監督なんです。10年と少しぶりに再会しました。監督以外にも再会が多くていい年だったので『再』です」と説明する。「鹿」と書いた大泉は「演じた役が鹿野さん。ここまで役に肩入れしたのは初めてで、鹿野さんに魅入られた1年だったなと思います。あと北海道にはおいしい鹿の肉を仕入れてくれる店があるんです。充希ちゃんとみんなで食べまして、鹿野さんを演じながら鹿を食べる、という1年でした」と思い起こした。
「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」は12月28日より全国でロードショー。
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