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本作はノンフィクション書籍をもとに、大泉演じる筋ジストロフィー患者の鹿野靖明と、わがままだがどこか憎めない彼に振り回されるボランティアたちの姿を描く物語。タイトルにちなみ、登壇時にマイクではなく本物のバナナを手渡された大泉は何か言いたげな表情で共演者たちの手元を見る。しかしツッコミを入れようとした瞬間にスタッフにマイクと換えられてしまい「そんな小ボケならいらないよ!」と不満げ。結局再度バナナに換えてもらうも「このタイミングはよくわからないぞ、君!」とスタッフに詰め寄り、初っ端から大泉節全開で会場を盛り上げた。
そして登壇者たちは「◯◯なのに◯◯かよ」とタイトルをもじって共演者たちの秘話を明かしていく。最初に挙手した大泉は「ランニングなのに止まるのかよ!とさせていただきます」と大喜利風にかしこまって回答。撮影時、大泉が食後にランニングしていると、三浦や高畑も参加してきたという。しかし高畑が走ってはすぐ止まるため「そのペースに合わせるのが大変だった!」と嘆く大泉。高畑は「マイペースなランニングに付き合ってくださって。2人ともめっちゃ優しいです!」と感謝し、三浦は「(ランニング中に)大泉さんから『“春馬DJ”になってくれ』と言われて。それでかけたのが爆風スランプさんの『Runner』でした」とエピソードを明かした。
また佐藤が挙手して助監督時代からの仲である前田の呼び方について「監督なのに呼び捨てかよ!」と話していると、大泉から「撮影なのにゴルフかよ! 浩市さんはいつも前乗りでゴルフをして、次の日撮影して、またゴルフをして帰っていました。しかもゴルフの日だけ晴れて、肝心の撮影はいつも雨!」と暴露が。これには佐藤も「手挙げなきゃよかったよ……」と肩を落とす。
さらに高畑は、撮影中にハマっていた編み物に関するエピソードを披露。本作のキャストでありプロ雀士でもある荻原聖人から「いい感じにダサいヘアバンドを作って」と頼まれたため、「絶対王者」と刺繍入りでプレゼントしたという高畑。「すごく喜んでくださったんです。でも荻原さん、それを着けて出てくれた試合で負けて……せっかく作ったのに負けるのかよ!でした(笑)」とオチを付けた。
鹿野の母親を演じた綾戸からは「60ぐらいになると母親に言われたことがわかるようになる。自立というのは自分でズボンはいたりすることちゃう。本当の自立は誰かと関わって生き抜くことやと(役を通して)わかった」という言葉も。大泉は「鹿野さんという人がなぜここまでのわがままを言ったのか? 目指した社会への思いも込めて行動していたのか? このタイトルが皆様の中でどう響くか楽しみにしております」と観客に呼びかけた。
「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」は12月28日より全国でロードショー。
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中田クルミ NAKATA KURUMI @kurumi_nakata
完成披露試写会の様子です🍌
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