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お米派?おっぱい派?「カメラを止めるな!」「こめぱい」ソフト特典の収録に潜入

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「カメラを止めるな!」オーディオコメンタリー「監督&キャスト16名(わいわいver.)」収録時の様子。左から濱津隆之、上田慎一郎、秋山ゆずき、真魚。

「カメラを止めるな!」オーディオコメンタリー「監督&キャスト16名(わいわいver.)」収録時の様子。左から濱津隆之、上田慎一郎、秋山ゆずき、真魚。

上田慎一郎が監督を務めた「カメラを止めるな!」のBlu-ray / DVDと、上田の初期作「お米とおっぱい。」のDVDが、12月5日に同時発売される。映画ナタリーでは、その特典収録現場に密着した。

「カメラを止めるな!」のBlu-rayには「監督&キャスト16名(わいわいver.)」「うえだ監督&ふくだみゆき監督夫妻(じっくり語りver.)」という2種のオーディオコメンタリーが収録される。9月某日のこの日は「わいわいver.」収録のため、キャストの濱津隆之真魚しゅはまはるみ長屋和彰細井学市原洋山崎俊太郎大沢真一郎、どんぐり(竹原芳子)、浅森咲希奈吉田美紀合田純奈山口友和秋山ゆずき、そして上田とプロデューサー・市橋浩治の計16名が約半月ぶりに集まった。

収録スタジオでは、上田から「ちゃんとした解説は『じっくり語りver.』でやるから、楽しく行きましょう!」という指示が。真魚と秋山による恒例の“どちらが本当のヒロインか”というバトルが繰り広げられるかと思いきや、本人たちは「さっき2人で取材受けたから、仲良くなっちゃった(笑)」と言って意外な和解の兆しを見せる。またTHE 夏の魔物に加入した浅森は、ライブ出演のため泣く泣く収録を早退。さらに山崎も仕事の都合で早退すると知ったキャストたちは、リハーサル時に「『ちょっと……』って言いながら出ていってよ」と提案する。これは劇中前半で山崎演じる録音マン・山越が現場から出ていくときのセリフだ。しかし上田をして「赤ちゃんや猫を撮るときと同じくらい先が読めない」と言わしめる俳優・山崎は、コメンタリー本番の退出時も予想外の言動で周りを驚かせているので、その模様はソフトで確認を。

そして2011年製作の「お米とおっぱい。」は、ある会議室に集められた見知らぬ5人の男たちが、「お米とおっぱい、この世からどちらかがなくなるとしたら、あなたはどちらを残しますか?」とひたすら議論するさまを描く自主制作映画。上京後、一時的に映画作りから離れていた上田が再び監督を志し、mixiで集ったメンバーによる制作団体PANPOKOPINAを立ち上げた際の作品だ。

この日は「お米とおっぱい。」DVD特典のコメント映像を収録するため、キャストの高木公佑と山口、そして上田が集合。ほぼワンシチュエーションで「お米派かおっぱい派か」を話し続けている本作について、高木は「こんなとがった作品を自主制作で作るなんてよっぽどでしょ。しかも102分……バカでしょ!?」と笑う。そのほかコメント映像では、上田と高木が初タッグを組んだ作品「マゾヒスティック・バースデイ」の思い出、当初は20分程度の短編を予定していた本作が102分の長編となるまでの経緯、「カメラを止めるな!」と「お米とおっぱい。」の共通点などについてトークが展開された。そして劇中のように“お米派”か“おっぱい派”か3人で多数決を取ったところ、全会一致で“おっぱい派”という結果になる場面も。

コメント映像収録後の3人に「お米とおっぱい。」製作当時と今の違いをたずねると、高木は「変わらないのがいいのかなって思います。僕は『カメ止め』には参加していないんですが、それでも応援したくなってしまうすごさがある。『お米とおっぱい。』も、上田さんがこんな企画をやりたがっていると聞いて『じゃああのスタッフさん紹介します!』ということが重なってできあがったんです」と回答。「カメラを止めるな!」「お米とおっぱい。」の両作に出演している山口は「上田くんは基本的には変わらなくて、映画以外の面ではポンコツ。映画にすべてを懸けているとは、こういう人のことを言うんだろうなというくらいストイックです」と答える。

また「カメ止め」公開時も話題となった上田の過去の破天荒なブログを見ていたという山口は、上田について「今は、映画以外で暴走してしまうところを奥さんに操縦してもらっている感じがあるので、結婚してよかったなと(笑)。映画に本当に集中できるようになったと思う」と続ける。「確かに妻と出会って変わったところはあるかも(笑)」と振り返る上田は、「お米とおっぱい。」の編集時に出会った妻・ふくだみゆきが、同作に声のみで出演していることも明かした。ふくだの声がどこで登場するのかは、本編で探してみてほしい。

※山崎俊太郎の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記

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