本作は、山内マリコのデビュー小説を
さらにミュージシャンやマンガ家、コラムニストといった各方面の著名人から本作へのコメントが到着。ジェーン・スー、
「ここは退屈迎えに来て」は、10月19日より全国ロードショー。
ジェーン・スー(コラムニスト)コメント
東京以外に帰る場所のない私には、
「退屈な故郷」とさまざまに向き合えることが
とても羨ましく思えた。
辛酸なめ子(マンガ家・コラムニスト)コメント
地元がない人、疎遠な人も、この映画の地方都市が
まるで脳内地元みたいに思えてきて、
ふとした時に登場人物が元気かどうか気になったりします。
孤独な時、逆に迎えに来てくれそうな
地元の仲間たちの笑顔に癒されます。
MONJOE(DATS)コメント
青春とは、究極の退屈だ。
だから、人はその埋め合わせに必死になる。
当時の僕も必死だった。
退屈が絶望に変わる前に、音楽に出会えて心からよかった。
もも(チャラン・ポ・ランタン)コメント
無い物ねだりかな、この映画の一瞬一瞬は
東京育ちのわたしには味わえない瞬間だとおもって、
ただただ、なんかいいなぁって。無い物ねだりだね。
でも、どこにでも、ここにだって、幸せがあって、退屈がある。
欲しがりだよなぁわたしって。
長谷川朗(ヴィレッジヴァンガード下北沢店 書籍担当)コメント
映画館とタワレコとヴィレヴァンだけが味方の地方で育ち、
いま下北で働く僕もこの映画の登場人物の1人と
思わずにいられない!
東紗友美(映画ソムリエ)コメント
SNSを覗けば自分以外のみんながリア充に見えてしまう。
心から満たされにくいこんな時代、
何も言わずに共感してくれる古い友人のような物語。
マキヒロチ(マンガ家)コメント
夜明けの街を大声で歌いながら歩きたくなる。
何かあるわけでもないくせになんとなく不幸だと思ってた
昔の自分を思い出しながら。
門間雄介(編集者 / ライター)コメント
泣きたくなる。
私たちはこんなふうに、輝いていたあの日と、
退屈な現在の間でたえず揺れているから。
森直人(映画評論家)コメント
「レディ・バード」のサクラメント。
「SRサイタマノラッパー」のフクヤ。そしてこの映画にも、
あんなに憎んだのにこんなに愛おしい
「心の地元」の風景が広がっている。
山崎まどか(コラムニスト)コメント
車を持っていないとどこにもいけない町で、
車を持っていないヒロインが夜明けの道路で絶叫するシーン。
門脇麦が美しいと思いました。
高橋海(LUCKY TAPES)コメント
何者かになりたくてもなれない自分、なることを諦めた自分、
理想や過去にしがみ付いて現実をなかなか受け入れられない自分……
誰もが経験するであろうあの特有の小さな世界で葛藤している様々な人間の
複雑な心境や儚さをシンプルかつ繊細に描いた傑作。
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