司馬遼太郎の「峠」を原作とする本作は、幕末の風雲児と呼ばれた越後長岡藩家老・河井継之助の姿を描く歴史ドラマ。幕末の動乱期を生きた継之助と妻の深い愛情、継之助と運命をともにしようとする男たちの物語が紡がれる。「峠」の映像化は今回が初めて。継之助を演じる役所は「世界中で知られている『サムライ』という美的人間の代表でもある河井継之助を背筋を伸ばし、気持ちを引きしめて撮影に臨みたいと思います」と意気込みを述べた。
あわせて共演者の詳細も明らかに。継之助の妻・おすがを演じる
このほか、継之助の父・河井代右衛門を
「峠 最後のサムライ」は2020年に公開。
※司馬遼太郎の遼は2点しんにょうが正式表記
役所広司 コメント
美しい映画を求め続ける小泉監督作品に再度参加できることはこの上ない幸運です。
世界中で知られている「サムライ」という美的人間の代表でもある河井継之助を背筋を伸ばし、気持ちを引きしめて撮影に臨みたいと思います。
松たか子 コメント
出演させていただけること、大変光栄に思っています。
継之助さんの夢の邪魔をせぬよう、役所さんの足を引っ張らぬよう、、、
先輩方から学べることに感謝しながらつとめさせていただきます。
仲代達矢 コメント
時代劇の中ではよく信長や信玄がもてはやされますが、
私はタヌキオヤジと言われながら二百五十年余の日本の平和を築いた家康の方が
本来の侍の様な気がしています。今回の作品でもそうした侍の在り方が問われるでしょう。
小泉堯史 コメント
司馬遼太郎さんは「峠」のあと書きに記している。
「幕末期に完成した武士という人間像は、その結晶のみごとさにおいて人間の芸術品とまでいえるように思う」
私もこの映画において侍とはなにか、捉えてみたい。
自然に、爽やかに、そして美しく。
関根真吾(プロデューサー)コメント
今年は、物語の舞台である長岡藩開府400年、戊辰戦争終結150年、主人公の河井継之助没後150年。そんな節目の年に本作の製作を発表できることに、深いご縁とこの企画の運命のようなものを感じています。
司馬遼太郎先生の原作を得て、
2020年は東京オリンピック。「サムライジャパン」と言われる日本人の魂が再び注目されます。そんな年に、この作品を通して「かつて日本人が生み出した、世界に類を見ない“侍”というもの」を再び見つめ直すきっかけになってもらえればと願っています。
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役所「世界中で知られている『サムライ』という美的人間の代表でもある河井継之助を背筋を伸ばし、気持ちを引きしめて撮影に臨みたいと思います」/役所広司×小泉堯史で司馬遼太郎「峠」を初映像化、松たか子、田中泯ら出演 - 映画ナタリー https://t.co/x1a0xUkPP7