「
奥田英朗による同名小説を原作に、対立組織の幹部の命を狙う坂本純平が、決行までの3日間を偶然出会ったOL・山本加奈と過ごすさまを描いた本作。野村が純平、柳が加奈を演じたほか、純平が歌舞伎町のコインランドリーで知り合うゲイの男に佐野、純平の先輩・安田正平に佐藤、SNSの住人・草太郎に藤原が扮した。
「こんだけ男臭い役をやったのは初めて」と自身のキャラクターを説明する野村は、「演じておいてこう言うのもなんですが、純平のカッコよさを持つ男性って現代にはあまりいないと思います」と、一人前の男になることを夢見る純平の魅力を語る。柳から「むちゃくちゃなんですけど、純平に通じる魅力を持った方(笑)。我が道を行くというか自分のスタイルを持ってらして、それを貫き通す強さを持ってます」と評された野村は、「基本、褒められないのでうれしい……」とまんざらでもない表情を浮かべ感謝した。
続いて柳は加奈について「人生に退屈している女の子。夢も目標もなく、なんとなく毎日を過ごしてる。それが純平と出会って変わっていくんです。それからの行動にはすごく共感できました」と語り出す。褒められたばかりの野村は、初共演となった柳について「覚悟がすごい。女優としてやっていくことについて、信念を持っている」と真面目なまなざしで話すも、直後「めちゃくちゃいいこと言ったよね?」と柳に詰め寄り笑いを誘った。
物語に言及しながら「純平を中心にSNSが炎上していくんです。こんなに野村周平にぴったりな役はない。炎上がここまで似合う俳優はいないですよ」と話し、観客の爆笑をさらった藤原。野村は「時事ネタを入れてくるんじゃねえ」と笑いながら、「好きで(炎上)してるわけじゃないんだから。つぶやいたらそうなるだけで……」とこぼす。さらに藤原が「でもこの映画が面白いのは、純平の炎上に感化された人たちが実際に行動を起こすところ。家を飛び出したり」と本作の魅力を語ると、野村は「怖いよ! 俺を炎上させてるやつがここまで来たら嫌だ(笑)」と素直な反応を見せた。
最後に森岡が「ぜんぜん違うと言われるかも知れませんが、この映画は僕なりの『ローマの休日』。髪も切るし、ベスパにも乗る。主演の2人が体を張って、魂を込めて演じてくれました。がむしゃらな姿が美しくてカッコいいです。応援、よろしくお願いします」と挨拶し、イベントは幕を閉じた。
「純平、考え直せ」は、9月22日より東京・新宿シネマカリテ、シネ・リーブル池袋ほか全国で順次ロードショー。
※「純平、考え直せ」はR15+指定作品
※動画は現在非公開です。
関連記事
野村周平の映画作品
関連商品
リンク
- 「純平、考え直せ」公式サイト
- 「純平、考え直せ」予告編
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
映画ナタリー @eiga_natalie
「純平、考え直せ」野村周平は炎上俳優?柳ゆり菜は「我が道を貫いてる」と称賛(写真20枚) #野村周平 #柳ゆり菜 https://t.co/KnZvN5ww2C https://t.co/AHUdbMAHem