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「散り椿」岡田准一が殺陣師に!?木村大作は79歳でインスタデビュー

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「散り椿」完成披露舞台挨拶の様子。Instagramに初挑戦するためキャスト陣をスマートフォンで撮影する木村大作(手前)。

「散り椿」完成披露舞台挨拶の様子。Instagramに初挑戦するためキャスト陣をスマートフォンで撮影する木村大作(手前)。

散り椿」の完成披露舞台挨拶が本日8月27日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、主演を務める岡田准一のほか、西島秀俊黒木華池松壮亮、監督の木村大作が出席した。

木村が「劔岳 点の記」「春を背負って」に続き監督を務めた本作は、岡田扮する藩の不正や権力に立ち向かっていく瓜生新兵衛を主人公とした時代劇。西島が道場の四天王の1人であり、藩主の側用人として頭角を現す榊原采女、黒木が新兵衛の亡き妻・篠の妹である坂下里美、池松が篠の弟・藤吾を演じている。

唯一マイクを持たずに登壇した木村は、開口一番「僕に近い年齢の人がいない!」と挨拶。「この映画を観終わったあとに、よいと思ったならば多くの人に宣伝してください。その責任が皆さんにあります! 皆さんは若い、若いからこそお願いします」と訴えかける。1958年、東宝へ撮影助手として入社してから今年でキャリア60年を迎えた現在79歳の木村。キャストと観客を見渡し「来年、80歳になるんですよ。子供……いや孫(の年齢)ばっかりだね」と笑いを誘う。「この映画がコケちゃったら僕の一生は終わりです。そういう意味でよろしくお願いしたいと思います」と冗談交じりに映画をアピールした。

岡田は木村の印象を「愛が深い。大作さんはロマンチックなんですよ。よく怒鳴るとか怒るとか言われてますが、いいものを撮ろうとしているとき以外で怒鳴ってるのは見たことがない」とコメント。本日昼間に行われた会見では映画の殺陣に関する話題が多かったため、岡田が木村に「今回は“愛”の話がしたいんですよね」と促す。木村は「愛を大きく担っているのは黒木華さん。映画の中に『お優しゅうございます』というセリフがある。これが僕の理想。そして(麻生久美子演じる)篠の『お褒めいたしますとも』も。この2つのセリフがあったからこの映画を撮ったぐらいです。ラブロマンスですよ」と明かした。黒木は撮影前に木村から「これまで出演してきた作品のどの監督よりも美しく撮る!」と宣言されたという。

岡田が主演した「関ヶ原」にも言及する木村は「あの映画は最大で15頭の馬が走ってるんです。でも『散り椿』では16頭も走ってますよ。1頭が高いんですから」と自慢げに述べ、岡田も「『関ヶ原』に勝つとおっしゃってましたね」と笑う。木村を「大ちゃん」と呼ぶ黒木は、撮影現場にマスコミが入った際にはおしゃれなスーツ姿で映画の見どころを語っていたという木村のお茶目な一面を明かす。西島は「大作さんは嘘をつかない。だからこちらも嘘をつけない。まっすぐな方です」、池松も「映画の哲学を日々、学ばせてくれる方です」とコメントした。

本作の殺陣のクレジットにも名を連ねる岡田。木村も「今日観ていただく殺陣は、100%岡田さんが付けた殺陣でございます。次もし時代劇をやることになったら、岡田さんには殺陣師として現場に来てもらいたい」とラブコールを送る。西島は「大作さんは引き画で撮られる方なので、間合いも本当に斬り合わないと嘘がばれるんですよ。岡田さんも本当に斬る方(笑)。だから今までとはまったく違う。怖いですよ。稽古の間は『今、完全に足斬られたな』とか思ってましたから」と振り返った。

舞台挨拶では、カメラマンとして活躍し本作で撮影も兼任している木村が宣伝プロモーションの一環でInstagramに初挑戦することも発表。そして最後に、木村自らキャスト陣をスマートフォンのカメラで撮影することに。普段は折りたたみの携帯電話を使っているという木村は、慣れないスマートフォンに苦戦している様子で、客席からも「大ちゃん! がんばって」と応援の声が飛ぶ。同アカウントでは、この日撮影された写真を初投稿に、今後も木村が撮影した写真がアップされていく予定だ。木村は「誰もフォローしてくれないと恥をかくからさ。頼むよ」と観客に呼びかけた。

葉室麟の同名小説を原作とした「散り椿」は、9月28日より全国東宝系でロードショー。

(c)2018「散り椿」製作委員会

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