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「黒看」は、黒木あるじによる書籍「怪談実話傑作選 弔」内の同名エピソードを映像化したホラー。まずはキャストと監督がステージに上がり、主人公・麻間利江役で映画初主演を果たした山田菜々美が「自分がスクリーンに映っているのが不思議な気持ちでした」と心境を明かす。山田雅史は、山田菜々美の印象を聞かれると「自分なりに悩んでくれているのがわかったので、それを遠目で見て楽しんでいました(笑)。正解は決まっていないので、山田(菜々美)さんが思ったことをやってもらうのがいいと思っていたんです。期待に応えて、最後まで集中してやってくれた」と振り返った。
黒い看護師“黒看”こと松友岬役の百川は、現場での山田菜々美との思い出を「麻雀について話してました。私は麻雀が好きなので、どこでやってる?って聞いてくれて盛り上がった」と話し観客を驚かせる。看護師長・務目役の広瀬が「帰りの車が一緒になったとき、百川さんが血を吐くシーンのあとの血糊がついたままコンビニに入っていって(笑)。必死で隠しました」と暴露すると、百川は「メイク落としを持っていなくて(笑)。ハロウィンみたいな気分でした」と笑った。
本作のテーマにちなみ「人から恨みを買ったことは?」と問われた山田菜々美。チーム8のメンバー・大西桃香の名を挙げ「お祭りに行こうって誘われていたんですけど、寝てしまって……。集合時間の4時間後に起きたことがありました」と公の場で謝罪する。
また自身の恐怖体験に関するトークでは、本作の病院ロケを回想し「深夜2時頃、ガラス越しに女の人が歩いてくるのが見えて。迷い人だったらしいんですが、本当にそうなのか、幽霊だったのか……」と告白。司会を担当するプロデューサーから「迷い人でした。警察の人に来てもらったくらいです」と真実を告げられると、「よかったです!」と安堵の声を漏らした。続いて百川も、本作の現場で金縛りにあったと明かし「待機部屋で1人で寝てたら、急にドンッて(体の中に)人が入ってくる感じがしたんです。あの部屋、めっちゃ寒かったんですよ。だから、(霊が)いた。きっといたんです」と真面目な顔で訴える。山田菜々美も一緒になって「別の部屋は暖かかったのに、そっちの部屋だけめっちゃ寒いんです」と必死にアピールする姿に、客席から笑いが起こった。
ここで、主題歌「マスカレイド」を歌う新田がサプライズ登壇。本作を観た感想を新田は「すっごくビビリなんです、私。観終わったあとは家中の電気をつけました。でも、胸が熱くなる作品でした。怖いだけじゃなくてきちんと人間模様が見えるし、その余韻の中でロックな曲がかかるのはいい終わり方だなと感じました」と話す。歌手や声優だけでなく女優としても活動している新田は、司会に「もしホラー作品のオファーがあったら?」と聞かれると「でも……撮影中怖い思いするんですよね?」と不安気に一言。山田菜々美が何度もうなずくのを見て、新田は「怖かったら固まってしまうかもしれませんが、チャレンジしたいと思います!」と答えた。
「黒看」は8月4日より東京・ユーロスペースほか全国で順次ロードショー。
山田菜々美の映画作品
リンク
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竹書房 書籍&文庫編集部 @TAKESHOBO5th
「黒看」謎の迷い人、金縛り…山田菜々美&百川晴香が現場での恐怖体験明かす(写真15枚) - 映画ナタリー https://t.co/YjeOKbek1W