「女は二度決断する」ダイアン・クルーガー、ファティ・アキンの東京滞在記が到着

「女は二度決断する」のキャスト、監督の日本滞在記が到着した。

本作はドイツ・ハンブルクを舞台に、トルコ移民である夫と息子を爆弾テロによって失った女性カティヤの運命を描く物語。ダイアン・クルーガーがカティヤを演じ、ファティ・アキンがメガホンを取った。

3月下旬、約11年ぶりに来日したクルーガーは、自身のメイクと衣装で舞台挨拶に登場。インタビュー取材をてきぱきとこなし「パンクチュアル（時間に正確）なのが私の特徴」と語る。取材終了後には、手塚治虫によるマンガ「リボンの騎士」の絵柄が入った手ぬぐいをプレゼントされ笑顔で写真に収まった。オフの日にはともに来日した母親と東京・千鳥ヶ淵で桜を見物。さらに、担々麺やわらび餅などの食事を楽しんだ。

アキンは舞台挨拶にも登場したゲームクリエイター・小島秀夫からプレゼントされたスカジャンに大喜び。同日には評論家の荻上チキと対面し、ネオナチ問題などドイツの社会情勢、そしてカティヤという主人公に込めた思いを語った。また、政治学者・藤原帰一とも対談。最後には「悪と仮面のルール」「去年の冬、きみと別れ」などで知られる小説家・中村文則と議論を交わした。アキンのファンであるミュージシャン、下田法晴（SILENT POETS）と再会し、がっちりと肩を組んで喜ぶ一幕も。

本作でカティヤを支える弁護士ダニーロを演じた俳優デニス・モシットも東京を満喫。6年間日本語を勉強している彼は中野ブロードウェイ、井の頭恩賜公園などを訪れ、日本滞在最終日にはカップ酒を片手に日比谷の新・ゴジラ像前で記念撮影を行った。

「女は二度決断する」は、4月14日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。なおアキンと中村の対談は本作のパンフレットに掲載される。