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香港と中国の合作となる「マンハント」は、1976年に公開された「君よ憤怒の河を渉れ」の原作小説を再映画化したアクション。福山演じる敏腕警部・矢村聡とチャン・ハンユー扮する無実の罪を着せられた国際弁護士ドゥ・チウが、真実を求め奔走するさまが描かれる。
本作のプロモーションのために来日したジョン・ウーは、まず本作の製作理由を「私は子供の頃から日本映画が大好きなんです。2014年に私が敬愛する高倉健さんが他界したこともあり、今作は日本映画と高倉健さんへのオマージュを込めて作りました」と明かす。また福山へ出演を依頼したことに関し「前から注目していました。とても人情味のある方で、正義感に満ちあふれている。受けていただけるかどうか最初はドキドキでした」とお茶目に語った。一方、福山はジョン・ウーからオファーがあったときの心境を「まさに夢のようなお話ですよね。ただ、アクションもほぼ未経験の僕で本当にいいのかという気持ちはありました」と述懐する。
続いて福山は撮影について「山を切り開いて牧場を作ったんです。スケールの大きさを感じましたね」と回想し、白い鳩と共演した感想を聞かれると「あのときはうれしかったですねえ。撮ったテイクをチェックするんですけど、その画面を写真で撮りましたもん」と笑顔でコメント。さらに本作に激しいアクションシーンが数多く収められていることに触れながら、「めちゃめちゃハードです。今ハードルを上げても、観たときに『おお!』と思っていただけるんじゃないかな。池内さんや工さんとも戦ってますよ」とアピールした。
昔からジョン・ウーの映画のファンだったという斎藤。どのように撮影に臨んだのか尋ねられると「ジョン・ウーさんの作品のDVDを現場に持ち込もうという安易な作戦を立てて。『ジャッキー・チェンの秘龍拳/少林門』のDVDにサインをもらっちゃいました。何をしに来たのかというね」と振り返り、観客の笑いを誘う。池内は「ドキドキしながら撮影していました。でも監督が本当に優しくて、シーンの撮影が終わるごとに僕のところに来て握手をしてくれるんです。僕なんかに……と恐縮してしまうんですが、明日もがんばろうという気持ちになりました」と感慨深げに述べた。
そして桜庭が「福山さんとのシーンがたくさんあったんですけど、私が何度も失敗しちゃって。そんなとき福山さんが控室に来て『どんどん失敗して大丈夫だよ』と声をかけてくださったんです」と話すと、福山は「桜庭さんが失敗すれば僕も失敗できますからね」と冗談交じりに返答。またジョン・ウーの実娘であるアンジェルス・ウーは本作の撮影を「全員が献身的で努力を惜しまない、忘れられない体験になりました」と力強く語った。
最後にジョン・ウーは「俳優陣はもちろん、スタッフ含めすべての皆さんが最善を尽くし、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました」としみじみ述べ、「また日本で映画を撮りたいと思っています。次は皆さんと通訳なしでコミュニケーションを図りたいです」と集まったファンに展望を伝えた。
「マンハント」は2月9日より全国で公開される。
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- 「マンハント」公式サイト
- 「マンハント」本予告
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