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ソフィア・コッポラ来日、監督作「ビガイルド」や女性視点の映画作り語る

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「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」ジャパンプレミアの様子。左から草刈民代、ソフィア・コッポラ。

「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」ジャパンプレミアの様子。左から草刈民代、ソフィア・コッポラ。

本日1月17日、「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」のジャパンプレミアが東京・LUMINE 0にて行われ、監督のソフィア・コッポラ、ゲストの草刈民代が登壇した。

本作は、ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演で1971年にも映画化されたトーマス・カリナンの小説をもとにするスリラー。アメリカ南部の寄宿制女学院に運び込まれてきた1人の負傷兵を巡り、女性たちが情欲と危険な嫉妬に駆られていくさまが描かれる。エル・ファニング、コリン・ファレル、ニコール・キッドマン、キルスティン・ダンストがキャストに名を連ねた。

映画のPRとしては「ブリングリング」以来約4年ぶりの来日となったコッポラ。黒いワンピースで登場した彼女は「日本が大好き」と述べ、「子供の頃から何度も来ていて、世界でも好きな場所の1つです」と笑顔を見せる。本作を撮った理由を尋ねられたコッポラは「南北戦争時代のアメリカ南部で暮らしていた女性たちにかねがね興味を持っていました。そして、現在でも繰り広げられている男女の力関係を描いた愛憎劇を作りたいと思いました」と回答した。続いて「男優は1人しか出演していないです。スタッフも女性が多い状況で作れたことがうれしい。女性視点から映画が作られることは素晴らしいと思います」と思いを語る。

ここで、白いワンピースに身を包んだ草刈が登場し、コッポラに花束を贈呈。コッポラ作品のファンだという草刈は本作の感想を「本当に美しく、そしてとてもリアルな厳しさを感じる映画でした。生きていくうえで、もしもそういう状況だったらと考えさせられる現実的な作品だと思いました」と話す。それに対しコッポラは「私自身も登場人物たちの気持ちを想像しながら脚本を書いたし、自分だったらどうするだろうと常に考えながら作っていきました」と明かした。

コッポラの監督作「ロスト・イン・トランスレーション」が日本を舞台にした作品であることから、最後に草刈は「日本には監督のファンがたくさんいらっしゃるので、また日本で撮影をしてくれますか?」とコッポラに問いかける。コッポラは「日本の文化や伝統にとても興味があるので、また何かできたらいいなと思います」と打ち明けた。

第70回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した「The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ」は、2月23日より東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国でロードショー。

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