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原作でも語られることのなかったゾロリの秘密に迫る劇場アニメ第5弾となる本作。百田はゾロリがタイムスリップした過去で出会う若き日の母親・ゾロリーヌを演じ、山寺宏一が引き続きゾロリに声を当てた。
オファーを受けたときのことを百田は「自分の中でこの映画が大きいものになってきて。考えすぎると不安になっちゃうので、あまり考えないようにしていました(笑)」と回想。本作で百田が重要な役を演じていることから、藤森も「実はアフレコがあまりうまくなかったらどうしようと不安でした(笑)。でもいざ始まるとものすごく百田さんが素敵で。この映画はこれで大丈夫だなと思えましたね」と称賛し、原も「これから本で若い頃のゾロリーヌを書くときは、彼女の声しか出てこないというぐらいハマってるんです」と太鼓判を押した。
アフレコを振り返り、百田が「セリフをキャラクターの口に合わせるのに必死になりすぎて。監督から『気持ちを込めてください!』と3回も注意されちゃいました……」と明かすと、藤森は「だいぶ少ないほうです(笑)」と続け、「それぐらい優秀だったんですから」と絶賛。またゾロリの母という役柄について、百田は「セリフの端々に母性を込めて言わせてもらったところは、多々あります!」と自信ありげに語った。
続いて原が本作に込めた思いを述懐する場面も。「『映画どうします?』ってよく聞かれるんです。でも僕は書きたい話があったら本にしますというスタンス。でも映画が本より面白いと嫉妬心が湧くし、かと言って映画が面白くないと次がなくなる……」と原作者ならではの葛藤を明かす。そして「この映画にはゾロリの本のラストで書こうかなと思っていた設定もお渡しして。ZZ(ダブルゼット)に関わる部分で、ちょっとだけ出てくると思います」と見どころを述べた。
終盤には「かいけつゾロリ」誕生30周年を記念したドーナツタワーが壇上に運び込まれ、記念撮影が行われた。藤森は「なんでドーナツなのかは観てからのお楽しみです。終わったときにはきっと食べたくなってると思いますよ」と話し、イベントの幕を閉じた。
「映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ」は、11月25日より全国ロードショー。
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- 「映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ」公式サイト
- 「映画かいけつゾロリ ZZ(ダブルゼット)のひみつ」予告編
- 「かいけつゾロリ」30周年特設サイト
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