本作は、エルンスト・ルビッチによる1932年公開作「私の殺した男」を原案にしたミステリー。1919年のドイツを舞台に、婚約者のフランツを戦争で亡くしたアンナと、フランツの友人を名乗るアドリアンの交流が、モノクロとカラーの映像を交えて描かれる。オーディションでオゾンに選ばれたパウラ・ベーアがアンナ、「イヴ・サンローラン」の
このたび到着した映像はアドリアンの初登場シーンを収めたもの。フランス・パリからやって来たアドリアンに対し、第1次世界大戦で息子のフランツを亡くした父親が「フランスの男は皆、私の息子を殺した犯人だ」と言い放つ様子が切り取られている。
ニネは自身が扮したアドリアンについて「戦争で心がボロボロになった繊細な若者だと思う」と説明し、「苦しみを背負い、傷付きやすい精神状態での体の動きを通して、キャラクターの持つ隠された部分を伝えなければならなかった」と撮影を回想。またオゾンはニネを「ピエールはどんな役でもできる個性派俳優だ。コメディのセンスは天性のもので、間の取り方がうまい。そして、アドリアンのようなシリアスで苦しみを抱えた役を演じても違和感がない」と称賛している。
「婚約者の友人」は、10月21日より東京・シネスイッチ銀座ほか全国にて順次公開。
フランソワ・オゾンの映画作品
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- 「婚約者の友人」公式サイト
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フランソワ・オゾン監督「婚約者の友人」本編映像、ピエール・ニネが登場(コメントあり) https://t.co/SBUZYOoK6D https://t.co/J0GnnKjr3Z