「トリガール！」土屋太鳳＆矢本悠馬、ねごとの演奏で「空も飛べるはず」大合唱

「トリガール！」の公開直前イベントが、本日8月30日に東京・池袋某所で行われ、キャストの 土屋太鳳と矢本悠馬が登壇した。

イベントは、本作の主題歌と挿入歌を担当するガールズバンド・ねごとのライブからスタート。主題歌となるスピッツの楽曲「空も飛べるはず」のカバー、書き下ろし挿入歌「ALL RIGHT」が2曲連続で演奏されると、土屋と矢本は拍手を送りながらステージに登場した。土屋は「心に羽が生えました！ 『空も飛べるはず』は名曲ですし、『ALL RIGHT』は一緒に空を飛びたくなる曲だし……。本物の空の下で聴けるなんて！」と感激をあらわに。矢本は「僕の役は全編通して“ふざけ”しかしてないので、この作品でみんな泣けるのか？とか思ってましたが、ねごとさんの歌のおかげで僕の演技をかき消してもらえました。ありがとうございます！」とジョークを交えながら礼を述べた。

もともと本作の監督・英勉たっての願いで楽曲提供するに至ったというねごと。ボーカルの蒼山幸子は「ALL RIGHT」の制作に関して、「監督さんが『どれぐらいのテンポで、どんな構成で、ねごとの既存曲ならこの曲みたいな……』と具体的に注文してくださって。愛を感じました」と感謝を伝えた。土屋は同曲を「何か踏み出したい人に心から届けたい曲」と表現し、「支度時間は5分で十分」という意味の歌詞に対して「そのとおり！ 飛び出してみなきゃわからない！」と同意する。

また「空も飛べるはず」の歌詞にちなみ、人との出会いについて話題が膨らむと、矢本は本作で共演した間宮祥太朗の名を挙げる。間宮について「東京で初めてできた友達」と話し、「80日ぐらい毎日一緒にいたことがあって（笑）。あと僕、明日が誕生日なんですけど、今朝『いち早く祝いたいからスケジュール空けとけ』って間宮から連絡がきました」と明かすと、土屋から「ラブラブ！」と冷やかされていた。

最後は土屋の「みんなで歌いたいですね！」という言葉を合図に、本作で共演した人力飛行サークルのメンバーや、本作のモデルになった芝浦工業大学のTeam Birdman Trialの部員たちがステージ上に集合。ねごとの演奏に乗せ、全員で「空も飛べるはず」を高らかに歌い上げた。

中村航の同名小説を原作にした本作は、「鳥人間コンテスト」にすべてを懸ける大学生たちの恋や友情を描く青春ラブコメディ。主人公の鳥山ゆきな役を土屋が務めたほか、ゆきなと犬猿の仲である坂場大志を間宮、ゆきなが一目惚れする先輩・高橋圭を高杉真宙が演じ、サークルの先輩・古沢役で矢本が出演した。

「トリガール！」は9月1日より全国ロードショー。