萩本欽一を土屋敏男が追ったドキュメンタリー公開、カメラに声荒げる姿も

コメディアン・萩本欽一のドキュメンタリー「We Love Television?」が公開される。

本作は、田中美佐子と河本準一（次長課長）が出演し、高須光聖が構成を担当する萩本の新番組制作の模様を記録したもの。新番組の発起人であり、「電波少年」シリーズなど数々のバラエティ番組を手がけてきた土屋敏男が監督を務めた。

YouTubeにて公開された特報映像は、土屋が萩本に「もう1回、（視聴率）30%バラエティをやりませんか？」と直談判する様子からスタート。萩本がカメラに向かって声を荒げるさまも記録されている。

土屋から映画の制作について知らされていなかったという萩本は、「この映画、人生で納得のいかない唯一の仕事かな。でももっと面白くしたいなら、僕がコロッと逝った時に公開すればいいんだけどね（笑）」とコメント。土屋は「僕にとって追いつきたいけど追いつけない師匠であり、常に動き続けている運動体、萩本欽一の最初で最後の貴重な映像になったと思います」と自信を見せている。

「We Love Television?」は11月3日より全国で公開。

萩本欽一 コメント

まさか映画を作っているなんて、知らなかった。この映画、人生で納得のいかない唯一の仕事かな。でももっと面白くしたいなら、僕がコロッと逝った時に公開すればいいんだけどね（笑）。

土屋敏男 コメント

この映画で、僕の積年の思いが完結しました。このドキュメンタリーをテレビではなく映画にしたいと思ったのは、テレビは途中で観ることをやめることができる。でも映画は映画館に入ったら逃げられない。だから、逃げられない環境で観るものを作ってみたかったんです。僕にとって追いつきたいけど追いつけない師匠であり、常に動き続けている運動体、萩本欽一の最初で最後の貴重な映像になったと思います。