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山寺宏一と大塚明夫が対談、「吹替王国」収録で声優のテクニック掘り下げる

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左から山寺宏一、大塚明夫。

左から山寺宏一、大塚明夫。

特集放送「2ヶ月連続!吹替王国 大感謝祭 吹替王国 #11 声優:山寺宏一」が、CS映画専門チャンネルのムービープラスにて8月20日にオンエア。このたび同企画の特番収録が実施され、山寺宏一大塚明夫が対談を行った。

2015年8月にスタートした「吹替王国」は、日本語吹替声優にスポットを当ててセレクトした洋画を連続放送する企画。2周年を迎える今年の8月は山寺に焦点を当て、彼が日本語吹替を担当した「ラッシュアワー」「ラッシュアワー2」「マスク」「オースティン・パワーズ:デラックス」を放送するほか、大塚をゲストに招いた対談の様子がオンエアされる。

1983年に日本公開された「48時間」をはじめ、「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」や「パプリカ」など多数の作品で共演を果たしてきた山寺と大塚。しかし最近は昔に比べて収録現場で会うことが少なくなってきたようで、2人は寂しそうな表情を浮かべる。大塚は山寺との仕事について「2人一緒に現場に入ると、1+1が2じゃなくて3になるよね。それを皮膚感覚で感じる」と述懐。すると山寺は、大塚と共演した水島裕プロデュースの公演「笑う朗読」の第5弾を振り返りながら「もう読み合わせから楽しくて。こういうのを芝居のキャッチボールと言うんだなと思った」としみじみ語った。

続けて2人は吹替における間の大切さに関するトークを展開していく。大塚が「間が空けば空くほど、次話す人の発声音は下がっていくのがたぶん正しい法則なんじゃないかな。どんぴしゃりの高さの音を使うと、たった今生まれたような間になるんだよね。間なしで被せるときは、前に話していた人の語尾よりも高い音で発声するのが基本」と持論を述べると、山寺は「それすごい! 俺初めて知ったよ」と感銘を受けた様子。また大塚は、自らの父である大塚周夫から学んだ裏技があることを明かす。それは山寺も聞いたことがあったようで「あえて不安定な高さで語尾を終えることで、何かが残ると言うか」と話すと、大塚は「うん、語尾を置かないというかね。ホワッてさせる(笑)」とテクニックの一端を説明した。

収録では、山寺が大塚の“声まね”を披露し報道陣を笑わせる一幕も。またデンゼル・ワシントンの吹替に臨むにあたり山寺が行った取り組みを、大塚が称賛する場面も見られた。そのほか2人がどんな話を繰り広げたのか。番組を観て確認しよう。

2ヶ月連続!吹替王国 大感謝祭 吹替王国 #11 声優:山寺宏一

ムービープラス 2017年8月20日(日)16:45~25:00
<放送番組>
「おかげさまで建国2周年!吹替王国SP #11 山寺宏一 特別ゲスト:大塚明夫(前編)」
「おかげさまで建国2周年!吹替王国SP #11 山寺宏一 特別ゲスト:大塚明夫(後編)」
<放送作品>
「ラッシュアワー」
「ラッシュアワー2」
マスク(1994年)
「オースティン・パワーズ:デラックス」
※すべて日本語吹替版
※「マスク」は地上波吹替版

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