全国ロードショー中の「
第89回アカデミー賞で作品賞、助演男優賞、脚色賞の3冠に輝いた本作。ドラッグ、いじめ、虐待、父親の不在など多くの問題を抱えながらもたくましく生きる黒人の少年シャロンの成長を3つの時代構成で描く。
シャロンを演じた3人の俳優たちは映画の完成後まで会うことを禁じられたそうで、ジェンキンスは「同じ役なんだけど、雰囲気が変わっていくんだ。だから僕らも違う俳優を選んだ。彼らの間で演技をまねたりしてほしくなかった」とその理由を述べる。そしてシャロンが幼い頃に出会う男女、フアンとテレサを例に挙げ「観客は彼(フアン)がシャロンを助けると思う。だが、突然消えるんだ。僕はアメリカ中にいるシャロンのような子に焦点を当てたかった。突然、人生に他人が割り込み、そして放置される。観客にはシャロンの孤独を感じてもらいたい」「この映画で描かれていることはある意味、僕にとって自分の育った地域でよく知った世界だ。シャロンにとってのテレサは、僕の人生に関わってくれた“他人”を表してる」と、本作に込めた思いを明かした。
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