ディズニー・アニメーションを実写化した「
本作は、呪いにより野獣の姿に変えられた王子と父の身代わりとして捕らわれた町娘ベルが、次第に惹かれ合っていくさまを描いた物語。ベルをエマ・ワトソン、野獣をダン・スティーヴンスが演じる。
アニメ版「美女と野獣」を「完璧な作品」だと表現するコンドン。「実写化にあたってキャラクターの背景についてもっと掘り下げ、そして実際に物事が起こっているかのような現実味を帯びた物語にしたかった。そのため新しい歌や新しいシーンが誕生したのです」と本作においてこだわった点を説明する。
1991年のアメリカ公開当時、アニメ版の聡明で自立した主人公ベルはディズニー作品の女性像として新境地を開拓したと評された。それから25年以上経って作られた実写版で主演を務めたワトソンについて、コンドンは「21世紀の強い女性を体現する理想的なヒロイン」と満足げに語る。アニメ版、舞台版、実写版と3回にわたって「美女と野獣」に関わってきたメンケンはオリジナルスコアの制作を振り返り、病を抱え余命宣告されていた作詞家ハワード・アシュマンとの共同作業を「自分にとって非常にエモーショナルな体験だった」と大切そうに話した。
会見の後半では、日本語吹替版にてベルと野獣に声を当てた
メンケンの演奏を受け、昆は「この方からすべての楽曲が生まれたのかと思うと涙が出ました」と目を潤ませながらコメント。山崎も「僕にとってはモーツァルトが目の前でピアノを演奏してくれている感覚でした。夢のような気持ちです」とうっとり。昆と山崎のパフォーマンスを携帯電話で動画撮影していたコンドンが「ただちに日本版『美女と野獣』のイメージを考えなくては! 力強い声に感動しました」と褒めたたえると、メンケンも「皆さんの国の言葉で歌う姿を見ることができ、感謝しております。2人とも素晴らしい才能が備わっていますね」と絶賛し、昆と山崎を笑顔にした。
「美女と野獣」は、4月21日より全国ロードショー。
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