「バースデーカード」の
星野は貴生について「自分が演じる登場人物史上、最もだらしなくてダメな人だと思います(笑)。脚本を読んでいる時も『この人苦手だなあ』と声に出しながら読んでいました。でも3話あたりからやっとその魅力がわかるようになり、妙に好きになってきている自分がいます。不思議な役だと思います」とコメント。吉田はドラマについて「星野さんが持ってらっしゃる誠実さや愛嬌が、貴生と融合すれば、きっと素晴らしいものになると確信しております」と述べている。
連続ドラマW「プラージュ」
WOWOWプライム 2017年夏放送スタート
毎週土曜22:00~
※第1話無料放送
星野源 コメント
吉村貴生役について
貴生は、自分が演じる登場人物史上、最もだらしなくてダメな人だと思います(笑)。脚本を読んでいる時も「この人苦手だなあ」と声に出しながら読んでいました。でも3話あたりからやっとその魅力がわかるようになり、妙に好きになってきている自分がいます。不思議な役だと思います。
台本を読んだときの感想
心に秘密や傷を抱えた登場人物がたくさん出てきますが、それぞれどうしようもなく人間的で魅力的で素敵だと思いました。シリアスさの中にもユーモアがあって、とても面白い作品だと感じました。
視聴者へのメッセージ
素晴らしいキャストのみなさんと共に、刺激的かつ楽しい作品を届けられるよう頑張りたいと思います。何卒よろしくお願いします。
吉田康弘 コメント
監督を務めることが決まったときの感想
犯罪自体をドラマチックに描くのではなく、かつて犯罪を犯した人たちが、どのように生きていくか、やり直すことができるか、というテーマに強く惹かれました。連続ドラマらしい縦軸があり、スポットが当たる人物が入れ替わる群像劇でもあります。重厚な社会派でありながらユーモアを併せ持つ希有な題材に、大変やりがいを感じております。
どのようなドラマを作り上げたいか
この物語を“ドラマの中の世界”に留めるのではなく、“現実と地続きの世界”であると思っていただけるよう、細部のリアリティに拘りたいと思っています。皆さんがお住まいの街にもプラージュのようなシェアハウスがあるかもしれません。社会のレールから外れてしまった人々を“あっち側の世界の人”“自分とは交わることのない人”と切り離すのではなく、隣人として興味を持っていただけるよう、血の通ったドラマに仕立てたいと思っています。
星野源にどんな貴生を演じてほしいか
以前からご一緒したいと思っていた星野源さんに、貴生を演じてもらうことができ、大変嬉しく思っています。貴生の言葉を通して、視聴者に問いかけることができるメッセージがたくさんあります。星野さんが持ってらっしゃる誠実さや愛嬌が、貴生と融合すれば、きっと素晴らしいものになると確信しております。
視聴者へのメッセージ
原作にある社会派としての「重み」と、星野源さんを主演にお迎えした「強み」「面白み」を活かして、スタッフ・俳優の全員で力を合わせて挑みます。目の肥えたWOWOW視聴者の皆さんを唸らせるような快作ドラマに仕上げますので、どうぞ楽しみに待っていて下さい。
誉田哲也 コメント
ドラマ化が決まったときの感想
まず、早かったなと。それが一番ですね。ドラマWでは以前「ヒトリシズカ」をやっていただいているので、そういった意味での信頼というか、安心感はありました。この「プラージュ」は、私のミステリー作品の中では、珍しくグロテスクなシーンがないので、そういう面での撮りやすさはあるだろうと思います。一方、非常に重いテーマを含む作品でもあるので、難しさも同時にあるかなと。
星野源の印象
ミュージシャンとしてのご活躍はよく存じ上げておりますし、穏やかで優しそうな雰囲気は……あまりいい言い方ではないかもしれませんが、主人公の貴生にぴったりかなと。不安といえば、直前のドラマとテーマソングがメガヒットだったじゃないですか。その影響で忙しくなり過ぎて、出演していただけないんじゃないかと、勝手にヒヤヒヤしてました。
そんなこと、関係者の方から、ひと言も聞いたわけじゃないんですけどね。
台本を読んだ感想やドラマに期待すること
たいていの作品がそうなのでしょうが、私の小説は特に、そのままでは映像化できない部分が必ずあるんです。台本では、それを上手く解決しつつ、さらに別の要素を加えることによって、ドラマならではの見所にもなっているので、今から観るのが楽しみです。
視聴者へのメッセージ
基本的には、ハートウォーミングな人間ドラマだと思います。ただ、中心となるテーマには重いものがあるので、観終って……そうですね、それぞれの日常に戻ってから、このドラマのことを思い出したときに、自分はどうかなって、考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。正解はないんです。それぞれが、この現実社会とどう向き合うか。それを考え続けることが、ひょっとしたら、唯一の正解なのかもしれません。
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