「家族はつらいよ」は、結婚50年目を迎える熟年夫婦が繰り広げる離婚騒動と、そのゴタゴタに振り回される家族の姿を切り取った現代喜劇。リメイク版では舞台を中国・北京に移し、劇中の家族会議で取る出前がウナギではなく北京ダックに変わるなど両国の文化の違いを意識した変更が加えられている。
記者会見には山田のほか監督の
山田はリメイク版に対して「日本の『家族はつらいよ』を上海の皆さんが観て、大笑いしているのを見ながら、中国でも同じような映画が作れるかもと話していたんです。でも2年も3年も先のことになるだろうと思っていたら、こんなにすぐこの時が来るとは思いもしませんでした。中国の映画界がどんなに元気があるかということの表れだと思います」と驚きを明かす。
一方、本作で初メガホンを取ったホアン・レイは「長年、映画を作りたいと思っていたけど、何か欠けているものがあり作れなかった。でも、今回はまるで電撃婚のように、この出会いがあったんです。山田監督の作品には詳しいですが、この歳になって改めて監督の作品が持つ、笑いの奥にある温かさ、素敵なものに気付きました」と述懐する。
本作に長男役で出演しているホアン・レイとの仕事に対しておばあさん役の
記者会見では山田とホアン・レイがそれぞれプレゼントを渡す場面も。山田が万年筆を渡すと、ホアン・レイは「私も手書きで脚本を書いています。ありがとうございます」と礼を述べる。一方、「家族の映画を作っているので、アルバムを作りました。家族写真や各出演者の写真です。こちらのページには、今日の記者会見の写真が入ります」と述べるホアン・レイからアルバムを受け取った山田は「心のこもったプレゼントですね」と笑顔を見せた。
「麻煩家族」は中国で4月28日よりロードショー。日本での公開は未定だ。なおオリジナル版の続編にあたる「
山田洋次の映画作品
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- 「家族はつらいよ」公式サイト
- 「家族はつらいよ2」予告編
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