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「裸足の季節」監督&女優陣がシャネル着用で舞台挨拶、“姉妹”の絆を再確認

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「裸足の季節」ジャパンプレミアの登壇者たち。

「裸足の季節」ジャパンプレミアの登壇者たち。

第88回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作「裸足の季節」のジャパンプレミアが、本日6月9日に東京のアンスティチュ・フランセ東京エスパス・イマージュにて開催され、トルコ出身の監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェンと4人の女優たちが登壇した。

トルコの小さな村を舞台にした本作は、事故で両親を亡くして祖母と叔父と暮らす5人姉妹が、古い慣習から逃れ、自由を求めてもがくさまを鮮烈に描き出す青春ドラマ。エルギュヴェンとともに登壇したのは、長女ソナイ役のイライダ・アクドアン、三女エジェ役のエリット・イシジャン、四女ヌル役のドア・ドゥウシル、物語の中心となる末っ子ラーレ役のギュネシ・シェンソイ。エルギュヴェンと女優陣は本作をサポートしているシャネルの洋服に身を包んでステージを華やかに飾った。

第68回カンヌ国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭でもシャネルの服を着用してレッドカーペットを歩いてきた彼女たち。本作で長編デビューを果たしたエルギュヴェンは、シャネルの服を着ることについて「私たちにとって甲冑のようなもの。この作品はトルコでもさまざまな反応がありましたが、シャネルを着ることで我が身を守り、より強くなった気分がしていたわ」と目を輝かせる。

壇上でも本当の姉妹のようにスキンシップを取り合う女優陣は、撮影が進むにつれて絆を深めていったとのことで、エルギュヴェンは「5人の役柄は、5人で1つのキャラクター。まるで10本の腕があるみたいに。みんながひとつになって互いに絡み合い、子猫のように、どの腕が誰の腕か、どの脚が誰の脚かわからないような一体感で演じてくれました」と表現。今回は次女セルマを演じたトゥーバ・スングルオウルが来日を果たせなかったため、五女役のシェンソイは「彼女がいないと何か物足りない。私たちはいつも一緒にいることでパワフルになっているの」と述べ、改めて“姉妹”の絆の深さを確かめ合った。

イベント終盤には、Instagramにイラストなどを投稿している10歳のアーティストLaraが登場し、彼女たちにイラストと花束を渡して感激させる一幕も。最後にエルギュヴェンは「アートの歴史において、女性はオブジェとして扱われるのではない、主体なのだということを、この作品を通して証明できました」と観客に力強く語りかけた。

「裸足の季節」は6月11日より東京・シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほかで全国順次ロードショー。

(c)2015 CG CINEMA - VISTAMAR Filmproduktion - UHLANDFILM- Bam Film - KINOLOGY

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