「裸足の季節」監督&女優陣がシャネル着用で舞台挨拶、“姉妹”の絆を再確認

1

54

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 19 33
  • 2 シェア

第88回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作「裸足の季節」のジャパンプレミアが、本日6月9日に東京のアンスティチュ・フランセ東京エスパス・イマージュにて開催され、トルコ出身の監督デニズ・ガムゼ・エルギュヴェンと4人の女優たちが登壇した。

「裸足の季節」ジャパンプレミアの登壇者たち。

「裸足の季節」ジャパンプレミアの登壇者たち。

大きなサイズで見る(全19件)

「裸足の季節」メインビジュアル

「裸足の季節」メインビジュアル[拡大]

トルコの小さな村を舞台にした本作は、事故で両親を亡くして祖母と叔父と暮らす5人姉妹が、古い慣習から逃れ、自由を求めてもがくさまを鮮烈に描き出す青春ドラマ。エルギュヴェンとともに登壇したのは、長女ソナイ役のイライダ・アクドアン、三女エジェ役のエリット・イシジャン、四女ヌル役のドア・ドゥウシル、物語の中心となる末っ子ラーレ役のギュネシ・シェンソイ。エルギュヴェンと女優陣は本作をサポートしているシャネルの洋服に身を包んでステージを華やかに飾った。

左からデニズ・ガムゼ・エルギュヴェン、ドア・ドゥウシル、エリット・イシジャン。

左からデニズ・ガムゼ・エルギュヴェン、ドア・ドゥウシル、エリット・イシジャン。[拡大]

第68回カンヌ国際映画祭をはじめ、世界各国の映画祭でもシャネルの服を着用してレッドカーペットを歩いてきた彼女たち。本作で長編デビューを果たしたエルギュヴェンは、シャネルの服を着ることについて「私たちにとって甲冑のようなもの。この作品はトルコでもさまざまな反応がありましたが、シャネルを着ることで我が身を守り、より強くなった気分がしていたわ」と目を輝かせる。

左からイライダ・アクドアン、ギュネシ・シェンソイ。

左からイライダ・アクドアン、ギュネシ・シェンソイ。[拡大]

壇上でも本当の姉妹のようにスキンシップを取り合う女優陣は、撮影が進むにつれて絆を深めていったとのことで、エルギュヴェンは「5人の役柄は、5人で1つのキャラクター。まるで10本の腕があるみたいに。みんながひとつになって互いに絡み合い、子猫のように、どの腕が誰の腕か、どの脚が誰の脚かわからないような一体感で演じてくれました」と表現。今回は次女セルマを演じたトゥーバ・スングルオウルが来日を果たせなかったため、五女役のシェンソイは「彼女がいないと何か物足りない。私たちはいつも一緒にいることでパワフルになっているの」と述べ、改めて“姉妹”の絆の深さを確かめ合った。

10歳のLara(右)にメロメロの様子の「裸足の季節」監督と女優陣。

10歳のLara(右)にメロメロの様子の「裸足の季節」監督と女優陣。[拡大]

イベント終盤には、Instagramにイラストなどを投稿している10歳のアーティストLaraが登場し、彼女たちにイラストと花束を渡して感激させる一幕も。最後にエルギュヴェンは「アートの歴史において、女性はオブジェとして扱われるのではない、主体なのだということを、この作品を通して証明できました」と観客に力強く語りかけた。

「裸足の季節」は6月11日より東京・シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほかで全国順次ロードショー。

この記事の画像・動画(全19件)

(c)2015 CG CINEMA - VISTAMAR Filmproduktion - UHLANDFILM- Bam Film - KINOLOGY

読者の反応

  • 1

映画ナタリー @eiga_natalie

「裸足の季節」監督&女優陣がシャネル着用で舞台挨拶、“姉妹”の絆を再確認 https://t.co/ObWLnauXkA https://t.co/11xnOiEc3d

コメントを読む(1件)

デニズ・ガムゼ・エルギュヴェンの映画作品

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 裸足の季節 / デニズ・ガムゼ・エルギュヴェン の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。