「ウォークラフト」監督ダンカン・ジョーンズ、ILMの最新技術を称賛

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7月1日に公開される「ウォークラフト」の監督ダンカン・ジョーンズのコメントが到着した。

「ウォークラフト」撮影現場のダンカン・ジョーンズ(右)。(c)2016 legendary and universal studios

「ウォークラフト」撮影現場のダンカン・ジョーンズ(右)。(c)2016 legendary and universal studios

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「ウォークラフト」 (c)2016 legendary and universal studios

「ウォークラフト」 (c)2016 legendary and universal studios[拡大]

本作は同名のPCゲームをもとに、人間、オーク、ドワーフ、エルフなどの種族が繰り広げる壮絶な戦いを描くアクションファンタジー。「ジュラシック・ワールド」のレジェンダリー・ピクチャーズが製作し、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のILM(インダストリアル・ライト&マジック)が特殊効果を担当した。キャストに名を連ねるのはトラヴィス・フィメルポーラ・パットントビー・ケベルダニエル・ウーベン・フォスタードミニク・クーパーら。

ダンカン・ジョーンズ (c)2016 legendary and universal studios

ダンカン・ジョーンズ (c)2016 legendary and universal studios[拡大]

原作ゲームの20年来のプレイヤーであるダンカンは、制作初期に読んだ脚本の内容が、自分の思い描く「ウォークラフト」のストーリーとは大きく異なるものだったと回想。「そのとき読んだ脚本は『ウォークラフト』じゃなかったんだ。なぜなら、それは人間についての物語で、人間が正義で、オークが悪者だった。自分が思う『ウォークラフト』とは完全に矛盾するものだったんだよ。それで僕は、この映画で自分がやりたいことを提案した。人間とオーク、基本的にこの2つのグループの話にフォーカスしたんだよ」と話す。

「ウォークラフト」 (c)2016 legendary and universal studios

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その結果生まれた「人間もオークも主役で、どちらにもヒーローがいる」というテーマを扱うにあたり、観客をオークに感情移入させる必要があると感じたジョーンズ。オークの感情の変化の見せ方について「特殊メイクはモンスターやクリーチャーにはいいけど、どんなによくできていても、数秒のクローズアップで、目の中で何が起きているか、ちょっとした顔の動きで彼らが何を考えているかを伝えるのは難しい。それで僕らは違うアプローチをしないといけなかった」と説明し、「ジェフ・ホワイト(ILMのVFXスーパーバイザー)と彼の素晴らしいチームが表情のキャプチャ技術を進化させ、オークの感情の変化をうまく表現できるようにしたんだ」と明かす。そして、オークのデュロタンが話すシーンのクローズアップに言及。「ジェフたちの技術によって(デュロタン役の)トビー・ケベルが演じた微妙な表情の変化をすべてキャプチャし、キャラクターに反映することができたよ」と、ILMの技術への賛辞を贈った。

またジョーンズは「原作ゲームのファンたちには、映画館でも自分たちの家にいるように感じてほしい」と述べ、「彼らが、原作ゲームを知らない人たちに向かって“だから僕は『ウォークラフト』が大好きなんだ”と言えるような映画にしたかったんだ」と、本作が幅広い層に受け入れられるエンタテインメントであることを強調している。

「ウォークラフト」は東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国でロードショー。

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tAk @mifu75

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