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ジョディ・フォスター8年ぶり来日、「日本のスタジオは清潔」とにっこり

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ステージで手形を取ったジョディ・フォスター。

ステージで手形を取ったジョディ・フォスター。

来日中のジョディ・フォスターが、本日6月2日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて開催された「マネーモンスター」の舞台挨拶に登壇した。

フォスターの監督第4作にあたる「マネーモンスター」は、生放送中にジャックされた財テク番組のスタジオを舞台に、人質にされた番組司会者が事件の真相を暴いていくサスペンス。ジョージ・クルーニージュリア・ロバーツらが出演している。

8年ぶりの来日となったフォスターは「日本のファンの方々がこの新作を楽しみにしてくださっているのが伝わってきてうれしいです」と挨拶。この来日でたくさんのテレビ局を訪れたという彼女は「『マネーモンスター』に登場するスタジオともすごく似ているんですけど、1つだけ違いがありました。『マネーモンスター』のセットのほうが、日本のスタジオよりも清潔でないということです(笑)」と観客を笑わせる。

クルーニーとロバーツについて尋ねられたフォスターは「2人とも素晴らしい。2人とは友人でもあるから特別な絆で結ばれているの」と笑顔に。またクルーニーが本作のプロデューサーも兼任していることに話が及ぶと「私は受け取った脚本を何年もかけて練っていって、いいところでジョージにそれを見せて、出演を快諾してもらったんです。その段階で彼にいくつかアイデアがあったので、それも含めて私たちの故郷であるソニーに持って行きました。現場では監督として自由を与えてくれたので、ジョージには感謝しています」と述べる。また親交の深いクルーニーとともにした現場を「私が監督だからといって特に変わったことはなかったと思う。もともと演技経験のある監督に演出されるというのは、役者にとってはやりやすいもの。だからすべてがスピーディに進んでいきました」と振り返った。

続いてフォスターは、本作ではウォール街を中心とした金融の世界、“インフォテインメント”と呼ばれる種類の放送の世界、ハイスピードなテクノロジーの世界の3つを舞台にしていると話す。「今の現実世界では、その3つの世界が1つになってきている。それは危険なことなのでは?と思ったんです。何がリアルで何がリアルでないのかを描ければと考えました」と自身の狙いを明かした。

5月に米国ハリウッドのウォーク・オブ・フェームに名前が刻まれ、殿堂入りを果たしたフォスター。「実は女優ではなく監督として刻まれたかったから、時機を待っていたんです。結果的にかなり待つことになったので、あそこを訪れるたびに子供たちに『ママの星はないの?』と聞かれていました。でも待ったかいがあって、この作品で監督として名前を刻むことができました」と喜びを語る。

ここで東京・日比谷シャンテの合歓の広場に彼女の手形を飾るため、ステージ上でフォスターの手形が取られた。同所には現在日本の映画スターのほか、トム・クルーズやシルヴェスター・スタローンの手形が飾られているが、ハリウッドの監督および女性が名を連ねるのはフォスターが初。フォスターは「とってもうれしいです。ハリウッドには女性監督がまだまだたくさんいますし、これからもっと続いていくことを願っています」とコメント。なおこの手形は、7月に合歓の広場に飾られる予定だ。

最後にフォスターは、これから本作を鑑賞するファンへ「『マネーモンスター』は心から大好きな映画です。愛情をたくさん注いで作りました。スリリングで緊張感が絶えない作品です。速いペースで展開していくので、しっかりと注意して観てください。そして、自分だったらどうするか考えながら観ていただけたら」とメッセージを送った。

「マネーモンスター」は6月10日より全国ロードショー。

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