綾野剛＆忽那汐里、フルCG映画「FINAL FANTASY」に声優として参加

ゲームソフト「FINAL FANTASY XV」のもう1つの物語を描くフルCG映画「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」に、綾野剛と忽那汐里が声優として参加することがわかった。

「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」は、ゲームと同じ世界・時間・キャラで父と息子の絆を描く作品。ゲームの主人公・ノクティスの父親である国王レギスの視点でストーリーが展開する。2人が演じるのは物語のカギを握るキャラクター。綾野はニックス役、忽那はルナフレーナ役をそれぞれ務める。

声優初挑戦となった綾野は、オファーを受けた理由を「『自分に務まるのか』という思いがありました。しかし、FINAL FANTASYが大好きなので、いちファンとして本作に関われるなんてこの先で一生ないと思い、恐縮ながら受けさせていただきました」と明かす。収録には喉に鍼を打って臨むほどの気合いの入りようで、「やり遂げられたのは、FINAL FANTASYが大好きだからこそという点もあったと思います。僕らの世代ってFINAL FANTASYでいろいろなことが形成されたと思うんです。もはや血と骨みたいなものです」と話した。

また忽那は、自身の演じたルナフレーナを「お姫様で、控えめで、強さもあって、自分の信念や使命は貫き通すというキャラクターだなと思いました」と説明。「普段絶対に使わないセリフばかりなので、観ている方に対して丁寧な伝え方ができるように心がけました」と収録を振り返っている。

なおYouTubeでは、綾野と忽那のメイキング映像、2人が声を当てた部分の本編映像などを観ることができる。「KINGSGLAIVE FINAL FANTASY XV」は7月9日より全国ロードショー。

綾野剛 コメント

声優は初挑戦だったので、「自分に務まるのか」という思いがありました。しかし、FINAL FANTASYが大好きなので、いちファンとして本作に関われるなんてこの先で一生ないと思い、恐縮ながら受けさせていただきました。関係者の皆さんとコミュニケーションを取りながらキャラを作っていくというのは、映画やドラマでもよくありますが、表情や感情に合わせてキャラを作っていくという難しさを感じました。それと同時に、声優のすごみを感じました。やり遂げられたのは、FINAL FANTASYが大好きだからこそという点もあったと思います。僕らの世代ってFINAL FANTASYでいろいろなことが形成されたと思うんです。もはや血と骨みたいなものです。ゲームをプレイするとき、僕は感情移入してやります。「自分が旅に出るんだ」と。この思いはファンの方なら理解してくれると思うんですが、そうでない方からすれば「何言ってるんだ」ってなりますね（笑）。
FINAL FANTASYを家で観るのではなく映画館で観るということはまずないことだと思います。友情・憂い・悲しみなどのさまざまな感情や、誰かを守りたい、何かを成したい、未来へつなげたいという気持ちはきれいごとかもしれないけど、大切なことだと思います。そうした意思が本作には表現されています。そこを皆さまには体感していただきたいです。

忽那汐里 コメント

この話をいただいたとき、声だけの長編作品は経験がなかったし、「ゲームの映画化」という点に対しても、非常に興味が湧きました。映像を初めて観たとき、見た目だけではなく、髪の毛の揺れや洋服の動きなど、違和感を探すほうが難しいくらいものすごい作品だなと思いました。
私の演じたルナフレーナは、お姫様で、控えめで、強さもあって、自分の信念や使命は貫き通すというキャラクターだなと思いました。セリフは、普段絶対に使わないセリフばかりなので、観ている方に対して丁寧な伝え方ができるように心がけました。
FINAL FANTASYを実際にしたことがあってもなくても、すぐ本作の世界に引きこまれ、1つの映像作品として楽しむことができるはずです。ファンの方にとっては、懐かしいキャラクターが出てきたりしてビビッと感じることもあると思います。ぜひ公開を楽しみにしていてください。

※動画は現在非公開です。