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大根仁「小松菜奈が一番輝いてた」と日プロ大賞で述懐、多部未華子はMC困らす

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第25回日本映画プロフェッショナル大賞の授賞式の様子。左から大根仁、小松菜奈、川村元気。

第25回日本映画プロフェッショナル大賞の授賞式の様子。左から大根仁、小松菜奈、川村元気。

第25回日本映画プロフェッショナル大賞の授賞式が5月3日、東京・テアトル新宿にて行われた。

監督や脚本家、プロデューサーといった映画人のほか、宣伝関係者、映画評論家、編集者などが選考委員を務める同賞。ベストテン第1位および作品賞に輝いた「バクマン。」からは監督の大根仁、プロデューサーの川村元気、そしてプレゼンターとしてキャストの小松菜奈が登壇した。

テレビドラマの世界で長く活動している大根は「いまだに自分から『映画監督です』と名乗ることはありませんし、自分では映画監督ではないと思っています。でもそれは周りの人たちが決めることであり、そろそろそういう言い訳もきかなくなってきている」と心境を明かす。また小松について聞かれた大根が「オーディションにきた中で一番下手だった。でも一番光るものがあった」と述べると、小松は「ラストシーン(の撮影)をすごく粘ってくれて、できると思ってもらえてありがたかった」と返答し、笑顔を見せる。

ピース オブ ケイク」「映画 深夜食堂」での演技が評価され、主演女優賞に選ばれた多部未華子は「この賞を胸に、これからも自分らしさを忘れずに邁進していきたい」と挨拶。また女優業を通して変わったことはあるかと聞かれると「この仕事を始めた15才の頃からよくも悪くも何も変わってない」と述べ、「変わってることを期待して質問した」とMCを困らせる。「本当に変わってないからどうしたらいいのかな…… 期待に添えず、すみません」と笑い、「仕事を始めた頃から自分なりの責任感と覚悟を持って毎日やってきた」と言葉を重ねた。

一方、「野火」で監督賞を獲得した塚本晋也は「(大岡昇平の)素晴らしい原作を映画という形に変える作業をひたすらやった」と振り返り、賞の名前に触れ「これでやっとアマチュアからプロフェッショナルになったということなんですね。逆になんで今まで取れなかったんでしょうか?」と冗談交じりに語る。またプレゼンターとして登壇したリリー・フランキーは「この映画でヴェネツィア映画祭に連れて行ってもらったんですけど、金獅子は取れなかったので、お土産物屋で買ってきたこれを」と300円だったという小さな金獅子のトロフィーを塚本に渡し、会場の笑いを誘う。

恋人たち」で新進プロデューサー賞を得た深田誠剛、小野仁史の授賞時には、監督の橋口亮輔、主演の篠原篤がお祝いゲストとして出席。橋口は「私が映画を作ることをあきらめ、人生と戦うことすらあきらめていたとき、深田さんに声をかけてもらった。お二人のような映画人がいることに希望を感じています」と思いを届ける。また新人監督賞に輝いた「Dressing Up」の安川有果は「(受賞は)新人の私を支え、映画を形にしてくれたスタッフやキャストの方々のおかげです」と感謝の意を述べた。

そのほか主演男優賞には「さよなら歌舞伎町」「ソレダケ / that’s it」の染谷将太、「ローリング」「犯(や)る男」の川瀬陽太が、特別功労賞にはカメラマンの芦澤明子が選出。受賞結果の詳細は以下の通り。

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第25回日本映画プロフェッショナル大賞 受賞結果

ベストテン

1位「バクマン。
2位「野火
3位「ローリング
4位「GONIN サーガ」
5位「ハッピーアワー」
6位「岸辺の旅」
7位「ソレダケ / that's it」
8位「トイレのピエタ」
9位「きみはいい子」
9位「私たちのハァハァ」
※9位作品が2本のため、10位はなし

作品賞

「バクマン。」

監督賞

塚本晋也(「野火」)

主演女優賞

多部未華子(「ピース オブ ケイク」「映画 深夜食堂」)

主演男優賞

染谷将太(「さよなら歌舞伎町」「ソレダケ / that’s it」)
川瀬陽太(「ローリング」「犯(や)る男」)

新人監督賞

安川有果(「Dressing Up」)

新進プロデューサー賞

深田誠剛、小野仁史(「恋人たち」)

特別功労賞

芦澤明子(「岸辺の旅」および、長年の映画撮影の功績に対して)

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