樹木希林が第10回アジア・フィルム・アワード特別功労賞を受賞、日本人では2人目

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アジア・フィルム・アワード・アカデミー(AFAA)が、第10回アジア・フィルム・アワード(AFA)にて樹木希林に特別功労賞を授与することを発表した。

「海街diary」ティーチインイベントでの樹木希林。

「海街diary」ティーチインイベントでの樹木希林。

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AFA特別功労賞は、長年にわたりアジアの映画界において業績と実績を残した映画人に贈られる賞。これまでホウ・シャオシェン、アン・ホイ、「燃えよドラゴン」などのプロデューサーとして知られるレイモンド・チョウに授与されてきた。2008年の第2回AFAでは山田洋次が受賞しており、樹木は日本人で2人目の受賞者となる。また今回の特別功労賞は、「ドランク・モンキー/酔拳」の監督や「グリーン・デスティニー」の武術指導で有名なユエン・ウーピンにも贈られる。

AFAAの会長ウィルフレッド・ウォンは樹木への授賞について、「独特なカリスマ的魅力を持ち、各時代を代表する多くの偉大な日本人監督に刺激を与え、多くの映画人、観客に愛されている女優です。彼女の出演作は日本のみならず海外の多くの観客に愛されていて、それもすべて、樹木さんの素晴らしい演技がなくてはかなわなかったことです」とコメントしている。

第10回AFAの授与式は3月17日、マカオにて開催。ジョニー・トーが審査委員長を務める。当日は樹木希林をはじめ日本の映画人が多数参加する予定だ。

ウィルフレッド・ウォン コメント

中国を代表する武術指導者のユエン・ウーピン監督と、日本を代表する女優の樹木希林さんという、アジア映画に多大な功績を残してきたお2人に特別功労賞を授与できることを、アジア・フィルム・アワードとして大変光栄に思っております。樹木希林さんはその独特なカリスマ的魅力をもって、各時代を代表する多くの偉大な日本人監督に刺激を与え、多くの映画人、観客に愛されている女優です。彼女の出演作は日本のみならず海外の多くの観客に愛されていて、それもすべて、樹木さんの素晴らしい演技がなくてはかなわなかったことです。ユエン・ウーピン監督は、香港、中国、そして世界における数十年のキャリアの中で、中国のマーシャル・アーツを新しい次元に引き上げ、常に革新的で想像力に富んだアクションを多くの映画に吹き込んできました。今回の特別功労賞受賞者はともに、さらなる高みを目指す信念と粘り強さを持ち続けてきた方々です。その功績をたたえるとともに、今後の彼らの作品が楽しみでなりません。

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読者の反応

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Kumi @tokyohongkong

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希林さんの《甜味人間》のことカリーナが書いていたな。是非会わせてほしいな。

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