「ストレイト・アウタ・コンプトン」舞台挨拶にDJイェラ登場、当時の思い出語る

1月29日、「ストレイト・アウタ・コンプトン」の舞台挨拶が東京・渋谷シネクイントで行われ、DJイェラが登壇した。

本作は、ヒップホップグループN.W.A.の栄光と挫折を描く物語。N.W.A.のオリジナルメンバーであるイェラは、大きな拍手に迎えられながら「ありがとう！ ありがとう！」と挨拶しつつ登場。コンサルタントとして映画に参加し、当時自分たちが着ていた服や靴、スタジオのセットなどについて細かいアドバイスをしたという。

イェラは映画について、「俺たちはいつもステージの上にいたから、ああやってスクリーンで観られるのは妙な気持ちだったけど、よかった」とコメント。また、イェラ役を演じたニール・ブラウン・Jr.について「俺はワイルドだから、それが出ていたのがよかったよ！」と述懐した。

当時を回想しながら、イェラは「あのときはとても女好きだったんだよね（笑）。金じゃなくて女。とにかく遊んでたんだよ。1回のツアーで40都市を回って、40公演をこなし、40日間をかけて……40人の女がついてきた」と笑わせ、「でも思い出といえば、スタジオにこもって作業していたとき。それが一番楽しかった。詞を作ったり、曲を作ったり、家族のような付き合いだったので、そんなときが一番楽しかったよ」と振り返る。

N.W.A.を演じた俳優陣について聞かれたイェラは、「あまりN.W.A.役の俳優が目立っても困るというプロデューサーたちの意図があって、それほど知名度のない役者たちが配役されたんだけど、彼らはとても素晴らしい仕事をしたと思う」と称賛。さらに、「アイス・キューブの役は本当の息子（オシェイ・ジャクソン・Jr.）が演じていて、そっくり。親父さんよりちょっと背が高いんだけどね」と話した。

その後も、当時の思い出やエピソードを語ったイェラ。最後は「今日はお招きありがとう！ 7000マイルかけてやってきて、よかったよ！」と満面の笑顔でイベントを締めくくった。