音痴な歌姫に人々が困惑、実在の歌手がモデルの「偉大なるマルグリット」予告編

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“伝説の音痴”と呼ばれた実在の歌姫から生まれた「偉大なるマルグリット」の予告編がYouTubeにて公開され、オフィシャルコメントも到着した。

「偉大なるマルグリット」

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「偉大なるマルグリット」ポスタービジュアル

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「大統領の料理人」のカトリーヌ・フロが主演を、「情痴アヴァンチュール」のグザヴィエ・ジャノリが監督を務めたこの映画は、誰が聴いても音痴だが、誰からも愛されたという実在のアメリカ人ソプラノ歌手フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルに生み出された作品。1920年のフランスを舞台に、自分の音痴に気付かないマルグリット夫人が観客の前で歌う喜びに目覚めることからストーリーが展開していく。

「偉大なるマルグリット」

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このたび公開された予告編は、マルグリットがサロン音楽会でオペラ楽曲「夜の女王のアリア」を調子外れに熱唱するシーンからスタート。儀礼的な貴族たちによる拍手喝采を受け、マルグリットは「本物のリサイタルを開きたい」という野望を持つ。そして有名歌手から特訓を受け始めるマルグリットや、真実を伝えたくても伝えられない彼女の夫の姿が映し出される。

フロは自身が演じたマルグリットという役柄やストーリーについて「実は音楽は彼女の心の隙間を埋めるための手段であって、本当はただ夫に自分を見てほしがっているのでは、と私は捉えました。とても純真で無邪気な女性なんです。でも彼女の周りの人たちは常に自分自身の嘘と向き合うことになる」とコメント。さらにジャノリは、観客へ向けて「マルグリットが歌う姿に、自分は自分なんだ、という開放感のある叫びを感じてもらえればと思います」とメッセージを送っている。

「偉大なるマルグリット」は2月に東京・シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて全国ロードショー。

カトリーヌ・フロ コメント

マルグリットは音楽にとても情熱を持っていますが、実は音楽は彼女の心の隙間を埋めるための手段であって、本当はただ夫に自分を見てほしがっているのでは、と私は捉えました。とても純真で無邪気な女性なんです。でも彼女の周りの人たちは常に自分自身の嘘と向き合うことになる。それが、キャラクターと物語に計りしれない深みを与えたと思います。本当に感動的な映画です。

グザヴィエ・ジャノリ コメント

マルグリットは情熱に従って生きる女性で、人生につきものの喜びと苦しみを経験します。彼女の歌声は完全に音が外れていますが、激しい願望を表しています。残念ながら情熱と才能はイコールではなく、厳しい現実、裏切りや失敗、社会の偽善や残酷さといったものから自分自身を遠ざけるためには、ユーモアが必要です。マルグリットが歌う姿に、自分は自分なんだ、という開放感のある叫びを感じてもらえればと思います。

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(c)2015 - FIDELITE FILMS - FRANCE 3 CINEMA - SIRENA FILM - SCOPE PICTURES - JOUROR CINEMA - CN5 PRODUCTIONS - GABRIEL INC.

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