医学アドベンチャー映画「千年医師物語」、中世ペルシャの街並み映す予告編

「アイガー北壁」のフィリップ・シュテルツェルがメガホンを取った「千年医師物語～ペルシアの彼方へ～」の予告編が、公式サイトおよびYouTubeにて公開された。

本作は、ノア・ゴードンのトリロジー小説「千年医師物語」の第1部「ペルシアの彼方へ」を原作としたアドベンチャードラマ。中世のヨーロッパとペルシャを舞台に、母親を虫垂炎で亡くした少年ロブ・コールが医学の道を究めていく姿を描出する。イングランドから海や砂漠を越えてペルシャへと旅するロブを、本作で映画初主演を飾ったトム・ペインが演じるほか、共演者には「ガンジー」のベン・キングズレー、「ニンフォマニアック」のステラン・スカルスガルド、「運命の女」のオリヴィエ・マルティネスらが名を連ねる。

母親の死体を前に座り込み、神に助けを求める幼少期のロブの祈りから始まる予告編には、旅回りの理容外科医との出会いを通し、異国ペルシャのイスファハンを目指すようになる過程が切り取られている。また、モロッコにて撮影された広大な砂漠、見事に再現された中世時代のペルシャの街並みなど壮大な風景が確認できるほか、師匠のイブン・シーナに向けて「死にゆく人をただ見ていろというのが、神の思し召しですか？」と強い口調で問いかけるロブのひたむきな姿が映し出されていく。

「千年医師物語～ペルシアの彼方へ～」は2016年新春、東京・有楽町スバル座ほかにて全国ロードショー。