オランダの家族ドラマやラトビアのアニメも上映、ヨーロッパの近作29本大集結

特集上映「EUフィルムデーズ2015」が、5月29日から東京・東京国立近代美術館フィルムセンターにて開催される。

2003年にスタートしてから13回目となるこの企画は、EU加盟国の近作を一挙上映することでヨーロッパ文化の多様性を紹介しようというもの。今年は24カ国から29本の作品が集められた。

ラインナップはバラバラになった家族の心がバイオリンを通してひとつになる過程を描くオランダの「ちいさなバイオリニスト」、うつ病と戦う人々の物語をシュールな作画でつづるラトビアのアニメ「ロックス・イン・マイ・ポケッツ」、知的障害者4人によるパンクバンドを追ったフィンランドのドキュメンタリー「パンク・シンドローム」など、ジャンルやテーマもさまざま。2012年の同企画で人気のあったコメディ「メイド・イン・ハンガリー」のリバイバル上映といった特別プログラムも含まれる。

「EUフィルムデーズ2015」は東京国立近代美術館フィルムセンターにて5月29日から6月21日まで開催。なお7月1日から12日には京都・京都文化博物館でも行われる。