「チャッピー」両親役のダイ・アントワードが作品に与えたインスピレーション

「第9地区」のニール・ブロムカンプ監督最新作「チャッピー」から新たな特別映像が到着した。

今回フォーカスされているのは、AIロボットのチャッピーを育てるストリートギャング役に抜擢された、南アフリカの音楽ユニット、ダイ・アントワードの2人。本人と同名の役で出演しているリードラッパーのニンジャとサイドラッパーのヨーランディの起用について、ブロムカンプ監督は「ギャングがチャッピーを育てたらというアイデアが突然浮かんだんだ」と説明する。

チャッピーに銃の撃ち方や悪事を教え込む父親的な存在を演じたニンジャは、「俺たちはブロムカンプ監督の大ファンなんだ。映画に出てくれと言われたときは震えたよ」という。チャッピーの名付け親であり母ともいえる役を演じたヨーランディは、「私たちの服装や話し方、ふるまい方のスタイルを“Zef”っていうの」と独自の派手なスタイルについて語る。

ブロムカンプ監督は、チャッピーの家となるアジトを飾り付けるために現実世界のダイ・アントワードのアートワークや音楽を使用した。またニンジャとヨーランディは、イラストやチャッピーにとってのタトゥーともいえるボディペイントでも、自分たちの"Zef"スタイルをふんだんに提供しているので、注目してみよう。

「チャッピー」は5月23日より全国ロードショー。