高良健吾が小学校教員を演じる「きみはいい子」、思いもよらぬ宿題の中身とは

6月27日より公開される「きみはいい子」の予告映像が到着した。

「きみはいい子」は、「そこのみにて光輝く」で2014年度ブルーリボン賞の監督賞を獲得した呉美保の監督最新作。原作は中脇初枝による同名の連作短編集で、学級崩壊や虐待を筆頭に種々のスキャンダラスなテーマを扱いながらも、人が他者から思いやられることによって救われ、人生を変えるための一歩を踏み出すさまを活写する。

「横道世之介」「悼む人」の高良健吾が主人公の小学校教員を演じる。共演は、子供を虐待する母親役に尾野真千子、そして呉とは再タッグとなる池脇千鶴、高橋和也ら。

予告編には、育児放棄された小学生や認知症が原因で窃盗を働いてしまう老婆、娘を愛したいのに手をあげてしまう母親らが登場する中、「どこにでもある町の、どこにでもいる人たちの物語。」と普遍性を強調したコピーが挿入される。そして終盤には、高良演じる新米教師がクラスの児童たちに「家族に抱きしめられてくること」という宿題を出し、教室がざわめきで満たされる様子が描かれる。児童たちがいかなる手段で宿題を終わらせるのか、劇場で見届けよう。