素顔の井浦新がまだ見ぬアジアを行くドキュメンタリー、4月より放送

これまでブルーリボン賞、日本映画プロフェッショナル大賞など数々の映画賞に輝き、4月25日公開の出演作「白河夜船」が控えている俳優、井浦新。独自の感性でアジアを旅する紀行ドキュメンタリー「井浦新 アジアハイウェイを行く」のシーズン1が、4月から6月にかけてNHK BSプレミアムで放送されることが決定した。

「旅は自らのエネルギー」と語る井浦の旅の舞台となるのは、32カ国を結んだアジアハイウェイ。現代のシルクロードとも呼ばれ、アジア諸国の経済および文化の交流や発展を目指して作られている。4月11日放送の第1集ではこのアジアハイウェイを進み、トルコ、グルジア、アゼルバイジャンへ。圧倒的なエネルギーにあふれた街で、役を演じることから離れた井浦の自然な姿を観ることができる。

井浦はこの旅にカメラを持参。すれ違う人々に「写真を撮って！」と呼び止められる場面が多々あり、そこから現地の人と交流が生まれていった。出会った人の自宅へ招待されることもあり、井浦は家族の在り方について強く刺激を受けたと話す。「各国にある伝統は親から子へ受け継ぐことで生まれると、家族との交流で実感した」という井浦は「僕自身、もっともっと家族を愛したいと思った。『もっと』というのは、愛情はあふれればあふれるほど幸せになる。だから愛情をかけ過ぎてしまうということはない」と旅で芽生えた家族への思いを熱く語った。

この後、旅はイランを経てウズベキスタンのある中央アジアまで進んでいく。10月から放送予定のシーズン2ではさらに別の国を訪れる予定だ。