舞台挨拶には奥村燐役の岡本信彦、うさ麻呂役の釘宮理恵、リュウ・セイリュウ役の木内秀信、高橋敦史監督、そして原作者である加藤和恵が登壇。監督が「(作中に登場する)お祭の名前は“ぴょんぴょん祭”というんです」と、かわいらしい名前が付いていたことをを明かすと、会場からは笑いが沸き起こる。またこの日は観客に、作中で燐が付けているお面が配られていたが、監督いわく、そのお面は“ぴょんぴょん面”という名前だそう。
加藤は映画化に関して「素晴らしい経験をさせて頂きました。これだけのものを作って頂いて……」と感無量の様子でコメント。司会の吉田尚記アナウンサーが、背景美術を手がけた木村真二について言及すると「私、木村さんのファンなんですよ。最初にマンガを立ち上げるときも、木村さんの作品や資料を見させていただきました。不思議な縁です」と語った。
そして岡本は、昨日12月27日に奥村兄弟が誕生日を迎えたことについて触れられると、手で顔を隠し、燐の声でファンの声援に応える場面も。また「燐がうさ麻呂を説得しにいくのがキーポイント。なかなか見られないお兄ちゃんらしさが見られる」と劇場版の見どころを紹介した。釘宮は「野球のシーンが好きでした。周りの方々にうさ麻呂が受け入れられて、うさ麻呂の心もほっこりしていくという部分がきっちり描かれていた」と、自身が演じたキャラクターのシーンについて感想を述べる。
木内は「一番苦労したのは詠唱シーン。台本は全部ひらがなで書いてあるんですけど、発音を覚えるために当て字で書いたりローマ字で書いてみたりして工夫して。あとiPodに自分の詠唱を入れてずっと聞いたりしてたら、自分が取り憑かれたような気分になっちゃったり(笑)」と、アフレコ中に苦労したエピソードを明かした。監督は原作サイドと映画サイドでどのような打ち合わせをしたのか訊かれると「例えば、しえみの物語を映画でやりませんかと提案したら、『それは今後、原作で明らかになるのでダメです』と言われました。青エクはまだまだ謎の多い世界。映画で描かれたのは、原作の世界の1mmくらい」と、原作の今後の展開にも期待を寄せるコメントを残し、舞台挨拶は終了した。
「青の祓魔師」劇場版は本日より全国の劇場にて公開中。11年に1度の祝祭を前に盛り上がる正十字学園町を舞台に、奥村燐や仲間たちの活躍が描かれる。なおコミックナタリーでは、「青の祓魔師」劇場版の特集記事を展開中。美術監督・木村真二へのインタビューや、加藤和恵による4枚のキャラクター設定画も高解像度で公開しているので、未読のファンは下記リンクよりご覧あれ。
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