Netflixのサービス開始10周年を記念したトークショーが本日9月5日に東京・MEDIA DEPARTMENT TOKYOで開催され、「刃牙」シリーズの
板垣恵介「むしろこっちのほうが本物」 新作アニメ「刃牙道」に自信
「刃牙」シリーズと「BEASTARS」のアニメがNetflixにて全世界に配信されていることから行われたこのトークショー。MCからアニメの感想について聞かれた板垣恵介は、「アニメ化で気にしていたのはキャラクターが合理的な動きができているかぐらいだったんですが、その動きが素晴らしかった。問題だと思ったところはないです。そもそもマンガとアニメでやっていることは違うので、口は出しませんね」とコメントする。「配信されたらどのぐらいの収入につながるのかは気になった」とぶっちゃけて、会場が沸く一幕も。
2026年に世界独占配信されることがイベント中に発表された新作アニメ「
板垣巴留は「SNSで海外の方からコメントをいただくこともあって、アニメを通して世界中に届いているんだなと実感しています。ありがたいですね」としみじみ語る。イベント中に先行場面カットが解禁された「BEASTARS FINAL SEASON」Part2については、「松見真一監督に全幅の信頼を置いているので、いいクライマックスにしていただけるんだろうなって。なんの不安もないです」とのこと。また「BEASTARS」は海外ドラマの影響を多分に受けていると話し、「キーンと高い声を出さないとか、あえてアニメっぽくないしゃべり方をしてほしいとだけ、声優の皆さんにはお伝えしました」と明かした。
半信半疑だった「レゴシに一生食わせてもらうぞ」という言葉
トークテーマはお互いの作品についても及ぶ。板垣巴留は「刃牙」について、「家に単行本があるので幼い頃から読んでいました。一見すると男のロマンを描いている作品ですが、叙情的なシーンがたくさんあって、そこがすごく好きです。お父さんってロマンチストなんだなあと思った」と、笑いながら過去を振り返る。
そんな娘について板垣恵介は、「天才だと思ってる」と断言。「すげえなって。デビュー前から売れると思ってたし、小中学校の作文を見たときから、作る側に回るんだなとわかってた」と激賞する。父の言葉を受けて板垣巴留は、「レゴシは大学生の頃に作った創作物にも出ていたんですが、それを見たお父さんは『お前はこのレゴシに一生食わせてもらうぞ』って言ってて。そのときは全然実感はなかったんですけど……」と打ち明けた。この予言は見事に的中。実際レゴシはのちのち「BEASTARS」の主人公として大活躍することになる。
トークショーの最後には、両者からそれぞれの読者へメッセージが。板垣巴留は「『BEASTARS』は完結してからけっこう経つんですが、続編やスピンオフを待ってくれているファンがたくさんいて、すごくありがたいです。『BEASTARS』の世界は私の故郷みたいなもので、描きたいと思えばいつでも描ける気配もあります。なので待ってくださっていたら、新しい物語が生まれます。それまで皆さんも健やかに。がんばっていきましょう」とコメント。そして板垣恵介は、「人生で初めて言います……台風でお足元の悪い中、今日はありがとうございます」と笑いを誘いつつ、「変わらず続けていきますので、よろしくお願いします」と話し、トークショーを締めくくった。
なお本日から9月14日までMEDIA DEPARTMENT TOKYOでは、Netflixの人気作品の展示が楽しめる10周年記念イベント「Netflix 10周年アニバーサリーセレブレーション」が開催中。明日9月6日からは、板垣親子による「刃牙」シリーズと「BEASTARS」の描き下ろし色紙も展示される。
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