予告編はリマスター映像をもとに制作。とある都市に浮かぶ太陽を見つめ佇む“少年”と卵を持つ“少女”の姿が映し出される。水に沈んだ都市、静けさに包まれた廃墟など同作の幻想的な映像の一端が収められた。
推薦コメントを寄せた岩井は、1985年の劇場初公開当時に鑑賞し、「天使のたまご」に影響を受けたそう。岩井は「未来を信じる想いが化石のように封印されている。“天使のたまご”というタイトルは未来に向けて放たれたタイムカプセルの隠喩でもあるのだろう。あれから更に40年。このタイムカプセルが4Kで蘇るという。今の若い子たちは何を想うのか? そこに興味は尽きない」と劇場上映に期待を寄せた。
公開40周年を記念して制作された「天使のたまご 4Kリマスター」は、11月14日よりドルビーシネマ限定で先行公開。その後、11月21日より全国で順次上映される。また書籍「THE ART OF天使のたまご 増補改訂復刻版」が10月10日に発売されることも決定した。
岩井俊二 コメント
1985年。敗戦から40年、気がつけば世界第二位の経済大国となっていたニッポン。僕らは音楽やコミックやアニメの無限の可能性に陶酔し、それ越しにこの世界や平凡な日常を眺めていた。
この映画は決して楽観主義的な映画ではないが、あの時代特有の未来を信じる想いが化石のように封印されている。“天使のたまご”というタイトルは未来に向けて放たれたタイムカプセルの隠喩でもあるのだろう。
あれから更に40年。このタイムカプセルが4Kで蘇るという。今の若い子たちは何を想うのか? そこに興味は尽きない。
映画「天使のたまご 4Kリマスター」予告編
「天使のたまご 4Kリマスター」
2025年11月14日(金)ドルビーシネマ先行公開、11月21日(金)全国順次公開
提供:徳間書店
配給:ポニーキャニオン
オリジナルスタッフ
製作:徳間康快
企画:山下辰巳、尾形英夫
原案:
プロデューサー:三浦光紀、和田豊、小林正夫、長谷川洋
監督・脚本:押井守
アートディレクション:天野喜孝
美術監督・レイアウト監修:小林七郎
作画監督:名倉靖博
作曲:菅野由弘
音楽監督:菅野由弘
音響監督:斯波重治
撮影監督:杉村重郎
編集:森田清次
キャスト
少年:根津甚八
少女:兵藤まこ
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magus @gr_magus
TLのサムネだと字が切れて天使を大便に空目した
痔が切れたのではないです https://t.co/BIYdohKftU