劇場アニメ「
各設定画と併せて、キャラクター原案担当者からのコメントも届いた。主人公・りせと不思議の国で出会うアリスについて、担当者は「“ファンシーだけどファンタジーではない”という感覚は、制作チームで共通認識として大切にしていました」と述べている。タイパ重視の生活を叶えるため、さまざまなガジェットを駆使する白ウサギについては「ガジェットを使いこなしているように見せかけて、実は依存している──そんなアンバランスさを、少し狂った感じの目のデザインで表現しました」と説明。原作ではタバコをふかしていたことで知られるが、今作では美容にこだわるインフルエンサーとして登場する青虫については「タバコの煙に代わる表現として、加湿器の蒸気を使ってみてはどうかと提案しました。姿が見えなくなるほど加湿器を焚いている設定です」と語った。
8月29日に公開される「不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-」。
キャラクター原案担当者コメント
アリスについて
- “ファンシーだけどファンタジーではない”という感覚は、制作チームで共通認識として大切にしていました。
- アニメーションになったとき、アリスであることをどう形にするかが一番の難題で、みんなで何度もあーでもない、こーでもないと話し合いを重ねました。その結果が今のデザインに落とし込まれたのだと思います。
白ウサギについて
- 不思議世界を象徴する存在なので、原作のイメージから変えすぎないことを意識しました。
- 我々もお世話になっているガジェットを使いこなしているように見せかけて、実は依存している──そんなアンバランスさを、少し狂った感じの目のデザインで表現しました。
青虫について
- タバコの煙に代わる表現として、加湿器の蒸気を使ってみてはどうかと提案しました。姿が見えなくなるほど加湿器を焚いている設定です。煙つながりですね。
- 胴体のフォルムはチョココルネをイメージしています。
「不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-」
2025年8月29日(金)公開
スタッフ
原作:「不思議の国のアリス」(ルイス・キャロル)
監督:
脚本:柿原優子
キャラクター原案:髙田友美、鈴木純、木野花ヒランコ
キャラクターデザイン:川面恒介、藤嶋未央
作画監督:関口可奈味、川面恒介
コンセプトデザイン:新井清志
美術監督:秋山健太郎
撮影監督:並木智
色彩設計:田中美穂
3D監督:鈴木晴輝
編集:髙橋歩
音響監督:山田陽
音響効果:山谷尚人
音響制作:サウンドチーム・ドンファン
音楽:コトリンゴ
配給:松竹
製作幹事:松竹、TBSテレビ
アニメーション制作:P.A.WORKS
製作:「不思議の国でアリスと」製作委員会
キャスト
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「不思議の国でアリスと」設定画が到着、キャラ原案担当者からの裏話も(コメントあり)
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