劇場版「オーバーロード」本編尺は2時間以上！展覧会では「かなりレアなものも」

「劇場版『オーバーロード』聖王国編」の最新情報発表会が7月7日に開催され、アインズ役の日野聡、アルベド役の原由実、デミウルゴス役の加藤将之、菊島憲文プロデューサーが登壇した。

今秋公開の旨が伝えられていた「劇場版『オーバーロード』聖王国編」。この日の会場では公開日をはじめとする新情報が、「至高の3大解禁」と題して発表された。まずはシリーズ初の大規模展覧会「オーバーロード展」の開催が決定。アニメの名シーンを体感できる展覧会ということで、印象に残るシーンや体感したいシーンをキャスト陣が思い思いに述べる。日野が「子ヤギに食べられるフォトスポットを」とアイデアを出すと、原は「アルベドがよくベッドの上でハァハァしてるじゃないですか。あのベッドを用意してほしいです！」とアピール。加藤からも「デミウルゴスの椅子は作られるんでしょうか？ 今から骨を調達すれば……」と無茶ぶりが続き、菊島プロデューサーは「叶えられるかなあ……」と苦笑い。等身大のアインズと玉座は用意するといった情報も交えつつ、菊島プロデューサーは「丸山くがね先生にも協力いただいておりまして、かなりレアなものも見られるので、アニメファンの方も原作ファンの方もお越しいただけるとうれしいです」と呼びかけた。

続いて解禁されたのは劇場版のキービジュアル。アインズの手の中に収まる聖王国の人々の姿に、菊島プロデューサーが「ひどい目に遭うと思います（笑）」とコメントすると、客席からも笑いが起こる。原は「アルベドがいないのはちょっと寂しいけど、アフレコしたうえで『うんうん』って納得するようなキービジュアル」とネタバレを避けながら感想を述べた。さらに本予告もお披露目され、9月20日公開、さらにIMAXでは13日に先行公開されることも明らかに。菊島プロデューサーは「発表しちゃいましたね……（笑）」とプレッシャーの重さをにじませつつも、「ギリギリまで作ってると思います。死力を尽くして最後まで作っていきたいです」と意気込んだ。

今作はアフレコではなくプレスコ形式が採用されており、すでに収録はすべて済んでいるという。菊島プロデューサーは「（伊藤尚往）監督が、皆さんの演技を120%活かしたいということで、声をもとに作画に起こしています。現段階でも本当にすごいものになってきてるっていう確信があります」と自信を見せる。アフレコの話題では、加藤が「各キャラクターの解像度が、皆さんのお芝居を聞いてまた一段と深まりました」と、ネイアやレメディオスら周囲のキャラクターの印象も今作で変わったと語った。

そしてイベント終盤では、本編映像の冒頭8分を特別に上映。日野は「改めて、デミ様怖いなって思います（笑）。アインズ様的にはプレッシャーが半端ないだろうなって……」と冒頭映像をふまえて感想を述べ、「#デミ様怖い」で感想の投稿を促す。原は「8分、あっという間でしたよね！」と観客に呼びかけ、冒頭映像内の描写にも触れつつ、「すごく『オーバーロード』らしさを感じていただける劇場版」とコメント。加藤も「かなり中身の濃い場面だったと思います。これがまだまだ氷山の一角」と期待を煽る。菊島プロデューサーは「今回は冒頭8分を観ていただきましたが、本編尺は2時間以上あります。劇場映えする作品になってると思いますので、ぜひご期待いただければ」と制作陣の気合いを改めて伝えた。

「劇場版『オーバーロード』聖王国編」は9月20日全国公開。TVシリーズ第4期で語られていなかったもう1つの物語「聖王国編」のエピソードがシリーズ初の完全新作劇場版として展開される。

「劇場版『オーバーロード』聖王国編」本予告

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