「そんな家族なら捨てちゃえば?」は、家中に貼られたテープを越えてはいけないというルールによって家庭内で孤独な生活を強いられている男・篠谷令太郎と、複雑な“家族のクイズ”を解き明かそうとする娘・一花が家族の再生を目指す人間ドラマ。物心ついたころから会話のない両親のもとで育った一花は、18歳の誕生日を控えたある日、テープで分断された父・令太郎に話しかける。テープが貼られるようになった原因は、自分のある発言が妻・和美を傷つけたことではないかと打ち明ける令太郎。一花が次第にテープの謎に近づいていくと、そこには両親が隠してきたとんでもない嘘が隠されていた。芳文社のコミックトレイルで連載されており、単行本は9巻まで発売されている。
村山はドラマ化について「原作漫画の『そんな家族なら捨てちゃえば?』は淡々とした会話劇が多く、そのまま映像化しても面白くないだろうなとは思っていて、まだ未完の物語ということもあり、ドラマはドラマでオリジナルな展開をやってほしいと思っていました。脚本を初めて読んでみて、“うわー!こんなパラレルワールドがあったとは!”と新鮮な驚きがありました」とコメントしている。岩本、竹財のコメントは以下に掲載した。
村山渉(原作者)コメント
ドラマ化すると聞いた時は素直にうれしかったです!普段めったに電話をかけてこない担当編集さんがかけてきたので、これはすごく悪い知らせか、すごく良い知らせのどちらかだな…と思って出たら、良い方でとりあえず安心したことを覚えています。原作漫画の『そんな家族なら捨てちゃえば?』は淡々とした会話劇が多く、そのまま映像化しても面白くないだろうなとは思っていて、まだ未完の物語ということもあり、ドラマはドラマでオリジナルな展開をやってほしいと思っていました。脚本を初めて読んでみて、“うわー!こんなパラレルワールドがあったとは!”と新鮮な驚きがありました。撮影現場も見学させていただいて、それぞれのキャラもイメージ通りでこれ以上ないほど素晴らしいです!
読者の皆様には、漫画とは少し違ったもうひとつの世界を楽しんでもらえたらいいなと思います。もちろん原作も大事にしてもらっていて、このシーンよく再現できてるなというところもあると思うので、ぜひ見てほしいです。ドラマを見て面白いなと思ってくださった視聴者の皆様、ぜひ漫画の方も読んでください!
岩本蓮加(篠谷一花役)コメント
出演決定時の心境について
最初に主演のお話をいただいた時は、不安もありました。演技の経験が多いわけではないですし、主演となると覚えるセリフやシーンも多いので“大丈夫かな”と。でもすごく明るい現場で、楽しんで撮影しています。やわらかくいろんな表情をする一花をお届けできたらいいなと思います。実はオファーをいただく前に原作を読んだことがあって、家の中にテープが貼られている家庭という異様な感じにまず惹かれました。ドラマのお話をいただいて改めて漫画を読んで、それを踏まえた上で台本を読みました。ドラマだと一花が暗すぎず、やろうと決めたらすぐ行動に移すような天真爛漫な部分も持ってる子になっていて感情移入しやすいと思います。
一花を演じるうえでの役作りについて
高校生という思春期に、一花は家族の問題に直面します。少しの変化が大きな刺激になってしまう繊細な部分や、同級生の光と出会って一緒にクイズ形式で謎を解いていく、つらいけどちょっと楽しんでもいるところが表現できたらいいなと思っています。過去にもちょっとひねくれた、だけどその中にかわいい部分がある子の役をやってきたのですが、今回はその色がより濃く出る役です。“よくある学園ドラマ”の役をやらない私を見てきたファンの方は“なんで蓮加ちゃんってこんなに暗めの役をやるんだろう?”と思うはずです(笑)。私も明るいようでいて、学校生活に悩んだ時期があったので、少なからず自分に重なる部分もあります。“難しいシーンも共感しながらやってるのかな”とか、いろんな視点で新しい私を見ていただきたいです。
視聴者へのメッセージ
家族の問題で苦しんでいる方も、共感できたり、前向きな気持ちになったり、いろんな感情になるドラマになっていると思います。笑えるようなシーンもあり、クイズ形式で謎を解いていくので、どういう展開になっていくのか楽しみながら見ていただけたら嬉しいです。
竹財輝之助(篠谷令太郎役)コメント
台本を読んだ際の心境
ラストシーンを読んで“これオンエアできるの? 大丈夫?”って聞きました(笑)。カオスです。お芝居としては面白いなと思いましたが、それ以上にまともな人が1人もいないので大変だな、と。令太郎は大したことないです。周りの女性陣が大変、というのが率直な感想です。令太郎には別に注目してもらわなくても大丈夫です(笑)。
令太郎を演じるうえでの役作りについて
とりあえず今回は令太郎の軸は作らず、和美だったり一花だったりの軸に合わせて僕が回れたら、と思って演じています。軸を作ってしまうとその人中心になってしまうので、ふわふわしてるというか。現場に行ってお芝居をしてみないと、自分でもどうするかわかってないです。監督とは、令太郎について元々は優しくて家族を大事にする人が、仕事とかで疲れて自分自身にもがっかりして病んでるのかな、とお話しています。まともな精神状態じゃない人ですね。
視聴者へのメッセージ
個性的な人たちが多いので、このドラマに限っては共感していただくことはないと思います。本当に“これ共感したらやばいですよ”っていうお話だと思ってるので(笑)。でも見ていて面白いお芝居をされる方がいっぱいいらっしゃいます。こういう世界もあるんだな、こいつら馬鹿みたいなことやってんなっていうのを楽しんでいただければと思います。カオスです。
ドラマ「そんな家族なら捨てちゃえば?」
カンテレ:2024年7月18日(木)より毎週木曜日24時25分~(関西ローカル)
スタッフ・キャスト
原作:
キャスト:
脚本:金沢知樹、萩森淳、長花枝薪、寺坂尚呂己、高橋秀斗
プロデューサー:田中耕司(カンテレ)、植木さくら(AOI Pro.)
協力プロデューサー:長汐祐人(AOI Pro.)
エグゼクティブプロデューサー:吉條英希(カンテレ)
演出:田中耕司(カンテレ)、
制作著作:カンテレ
制作協力:AOI Pro.
※高橋秀斗の高ははしごだかが正式表記。
※記事初出時、放送情報、スタッフ名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
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「そんな家族なら捨てちゃえば?」がドラマ化、乃木坂46岩本蓮加と竹財輝之助がW主演
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