「らくだい魔女」舞台挨拶で「魔法が使えたら？」田村睦心＆小野賢章はセリフ再現

劇場アニメ「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」の完成披露試写会が、本日3月6日に東京・スペースFS汐留で行われ、舞台挨拶にフウカ役の井上ほの花、チトセ役の田村睦心、カリン役の石見舞菜香、キース役の小野賢章が登壇した。

3月31日に全国公開の「らくだい魔女 フウカと闇の魔女」は、魔法使いたちが暮らす不思議に満ちた世界を舞台に、“らくだい魔女”であるフウカと、彼女の幼なじみ・チトセ、カリンらの冒険を描く物語。黒の城のプリンス・キースを演じた小野は、井上・田村・石見とはアフレコが別だったことを明かし、「僕は（闇の魔女の）メガイラ様たちと録ったので、現場は割と漆黒な感じでした（笑）」と観客を笑わせつつ、初めて4人が集まる舞台挨拶を楽しんでいる様子だ。

完成披露を迎えたことについて、井上は「私自身、『らくだい魔女』をすごく楽しく読んでいたのもあって、これからたくさんの人が観てくれるんだろうなと思うと夢みたいです」と感慨深そうに語る。また自身が歌唱した映画の主題歌「ときめきの風に乗って」についても「フウカちゃん自身のことが書かれている曲。きっと聴いてくださる皆さんの背中を押してくれる楽曲なので、勇気やパワーを貰っていただけたら」とアピールした。

完成した映像を観たばかりという田村は「1時間という短い時間ですが、感情が忙しくて。楽しい場面、かわいい場面、ワクワクする場面、心配する場面もあれば、ラストはもう私は涙腺がやばくて……。本当に忙しい60分」と興奮気味に語る。さらにエンディングの映像が特にかわいかったと熱く語り「ポストカードにしてほしい」と述べると、会場からも拍手が起こった。

作品の内容にちなみ「もし魔法が使えたら？」というテーマでトークを行う。井上は「動物とお話したり、空を飛べたらいいな」、石見は「瞬間移動したいです」とコメント。続く田村は「深海に潜りたい。息もそうですし、圧力にも負けない身体、深海で見える目……もう魔法じゃないかもしれない（笑）」と述べ、まだ解明されていない深海への興味を明かす。さらに小野が「僕は透明になる経験をしてみたい」と語ると、司会者から「どういうシチュエーションですか？」とツッコミが入り、「例えばこういう場で透明になってマイクを奪ってみるとか……この場で言えるのはそれぐらいですかね（笑）」と言葉を濁しつつ回答した。

また司会者からの無茶振りで、小野がキースのセリフを再現する場面も。小野は少々戸惑いながらもキースの「手を離さないでね」というセリフを披露。小野は「今、触ってほしいぐらい背中が熱くなってるから」と恥ずかしそうにするも、客席からは拍手が。さらに流れで田村も披露することになり、「勘弁してくださいよ！ キースのあとはキツイですって！」と嫌がりながらも、田村は「フウカー！」と力強くフウカを呼ぶセリフを聞かせてくれた。最後の挨拶では4人それぞれが作品をアピールし、舞台挨拶を締めくくった。