マンガ・エロティクス・エフ(太田出版)にて連載された「Jの総て」は、1950年代のアメリカを舞台に、マリリン・モンローになりたかった少年J.M.オースチンを描く物語。単行本および新装版全3巻が発売されている。
舞台は4月9日から12日まで東京・天王洲 銀河劇場にて上演され、脚本・演出は
「Jの総て」の舞台化を望んでいたという中村は「紙の上で歌って踊って泣いて笑っていたJが、肉体を持って立ち上がるのですね。演者もスタッフもそしてもちろん観に来てくださった方々もみんなが幸せになれる舞台。そんな予感がしています」と期待のコメントを寄せた。舞台の詳細は追って伝えられる。
※3/31追記:本公演は新型コロナウイルス感染拡大の状況を受け、中止となりました。
中村明日美子コメント
『Jの総て』はいつか舞台になったらいいなあ。
と昔から思っていたところがあって、そんなことを編集さんにぽろりとこぼしたら、「そういうことはずっと言っていたらいつか叶いますよ」と言われました。
そして本当になりました。
紙の上で歌って踊って泣いて笑っていたJが、肉体を持って立ち上がるのですね。
演者もスタッフもそしてもちろん観に来てくださった方々もみんなが幸せになれる舞台。
そんな予感がしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
ほさかよう(脚本・演出)コメント
美しくて、苦しくて、愛おしい。
『Jの総て』は、漫画というものを読む時、自分が求めるものが全て詰まったような作品でした。
舞台化にあたって脚本と演出を担当させていただくことになり、首筋がぞわっとしました。
これはもう、絶対に生半なことは許されないぞ、と。
登場人物達の痺れる格好良さ、彼らに巻き起こる厳しすぎる現実と葛藤、その先にある愛。
この作品に流れる総てのものを舞台にのせるべく、あらゆる手を用いて尽力する所存です。
どうかご期待ください。
作品の名に恥じるものには決していたしませんので。
竹中凌平(J役)コメント
今回お話を頂き、初めて『Jの総て』という作品に触れました。LGBTと言うものが世間に少しずつ認められはじめた現代において、この作品を上演する事の大切さと意味を感じています。
とても繊細な作品なだけに言葉を選ぶのに苦労しますが、異性愛者も同性愛者の方も恋愛の形は等しく、ジェンダーやセクシャリティだけで判断出来るものではないと気付きました。人らしく生きる事より自分らしく生きる事の大切さ。複雑で危うさを孕みながらも、美しく儚い、愛が持つ多面性に心を揺り動かされました。
きっと僕が想像する以上にJという人物を演じるのは困難です。それを承知の上で、彼女をラストシーンまで精一杯生き抜きたいと思います。
是非お楽しみに。
関連記事
中村明日美子のほかの記事
関連商品
未来生@次はデザフェス @bbdd800w
「Jの総て」竹中凌平主演で舞台化!中村明日美子「みんなが幸せになれる舞台」(コメントあり) https://t.co/stW8BG30RE
ホゲェ!!