出演が決まった当初を振り返り、西野は「薙刀を知らなくて、それが部活としてあるっていうことも知らない状態からだったので、どれくらい大変なのかなって全然想像がつかなかった」と振り返る。年明けから稽古に励んできた西野だが、「原作を読んでも専門用語が多いから『難しいな』と思って、実は試合とかも『たぶん自分たちでやらんのやろな』って思いながら読んでました」と笑った。
「もともと原作を知っているメンバーももちろんいて」と話す桜井は、「ファンがたくさんいらっしゃる作品だったので、映画をやらせていただくのはすごく光栄でした」と述懐。「ゼロからのスタートだったので、稽古が始まってすぐはあまりにもできなさすぎて、みんなで『本当に映画撮れるのかな?』って不安になるくらいだった」と振り返る。しかし「そこはみんなで力をあわせて支え合いながら、いい作品になったんじゃないかなと思っています」と自信を見せた。
「(試合のシーンを)たぶん自分たちでやらんのやろな」と思っていた西野も、「稽古をやるうちに『自分でできたらいいな』と思うようになって、監督さんに意を決して『自分でやりたいです!』って直談判したんです」と作品への思いを述べる。続けて「(監督に)もっと『それだけのものを見せてみな』とか言われると思ってたら、『そのつもりです』ってすぐに返されたんですけど(笑)」とエピソードを語った。
またイベントでは、薙刀を指導した全日本なぎなた連盟の吉井和代氏からサプライズで手紙が到着。出演者それぞれへのメッセージが寄せられ、西野には「主役という責任感からか厳しい対人稽古にも耐え抜いて、しっかりとした面を打てるようになった旭ちゃん。試写を観せていただいたときには、生き生きと打突を繰り出す原作そのままの東島旭になっていました。立派な薙刀剣士ですよ」との言葉が贈られた。西野は「吉井先生が映画を観て、涙してくださっていたのが印象的です。教えていただいて、薙刀を知ることができてうれしいです」と感謝を口にした。
ここでさらなるサプライズとして、吉井氏と薙刀指導に参加した大学生たちが登壇。キャスト陣に花束が渡されると、メンバーは涙を浮かべながらサプライズを喜んだ。
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