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第62回小学館漫画賞に「BLUE GIANT」「重版出来!」「モブサイコ100」など

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第62回小学館漫画賞の受賞作品が発表された。一般向け部門には石塚真一「BLUE GIANT」と松田奈緒子「重版出来!」、少女向け部門には椎名チカ「37.5℃の涙」、少年向け部門にはONE「モブサイコ100」、児童向け部門には五十嵐かおる「いじめ」がそれぞれ選出されている。また審査委員特別賞には「総務部総務課山口六平太」などで知られる高井研一郎が選ばれた。

「BLUE GIANT」は世界一のジャズプレーヤーを目指す青年・宮本大の物語。ビッグコミック(小学館)にて連載されており、現在は「BLUE GIANT SUPREME」というタイトルにて海外編が展開されている。また「BLUE GIANT」とW受賞となった「重版出来!」は、月刊!スピリッツ(小学館)にて連載中。新人の女性編集者を主人公に、出版業界を支える裏方の仕事を描いた職業マンガで、2016年には黒木華主演によりテレビドラマも放送された。

少女向け部門に選ばれた「37.5℃の涙」は、感情表現が苦手な病児保育士の桃子が、子どもの病気の裏側に隠れた家族の問題を解きほぐしていくヒューマンドラマ。Cheese!(小学館)にて連載されており、2015年には蓮佛美沙子主演にてテレビドラマ化された。少年向け部門を受賞した「モブサイコ100」は、普段は目立たず不器用な性格ながら、強大な力を持つ超能力者のモブこと影山茂夫を主人公に描く“サイキック青春グラフィティ”。小学館のマンガアプリ・マンガワンと、Webマンガサイト・裏サンデーにて連載され、2016年にはテレビアニメも展開された。

児童向け部門の「いじめ」は女子小・中学生による無視や暴力などのいじめを、主に被害者目線で描く短編シリーズ。ちゃおDX(小学館)に不定期掲載されている。また2016年11月14日に逝去した高井研一郎は、審査委員特別賞に選ばれた。高井は手塚治虫のアシスタントを経験し、かねてより友人だった赤塚不二夫の「おそ松くん」では、キャラクターデザインを務めるなど執筆をサポート。1986年からはビッグコミック(小学館)にて、林律雄原作による「総務部総務課山口六平太」を30年間一度も休載することなく連載してきた。

第62回小学館漫画賞の審査委員はあらいきよこ、角田光代、かざま鋭二、かわぐちかいじ、弘兼憲史、ブルボン小林、細野不二彦の7名が務めた。受賞者には中野滋によるブロンズ像「みのり」と、副賞として賞金100万円が授与される。

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